シリアの民間救助隊「ホワイト・ヘルメット」隊員たちが7月21日、空襲で崩れたアレッポ市東部地域で負傷した人を救助(NEWSIS)

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 米国国務省は、シリア反政府勢力側の有志の民間防衛隊 「ホワイト・ヘルメット」隊員7人が武装勢力の襲撃で死亡したことについて、強く非難する声明を発表した。

 現地時間13日、米国国務省ヘザー・ナウアート報道官は声明で、「悲しみとショックを禁じえない」とし「恐ろしい殺人行為」をアサド政権を非難した。

 英国拠点のシリア内戦監視団体「シリア人権観測所」は12日、ホワイト・ヘルメットの隊員7人が武装勢力の攻撃を受けて死亡したと伝えた。今回の殺害を主張する勢力はまだない。

 白のヘルメットをかぶり、シリア内戦現場を歩き回ることで知られるボランティアの救護隊は「ホワイト・ヘルメット」と呼ばれ、2016年のノーベル平和賞の有力候補となった。

 ホワイト・ヘルメットは現在3300人の隊員を抱える。これらの襲撃現場で6万2000人を救助し、140人以上の隊員が救援活動で犠牲になった。

 AFP通信によると、英国、オランダ、ドイツ、日本、米国などが資金援助しており、こうした政府からの寄付金は2016年には5000万ドル(約56億円)に上る。また、個人の寄付は1000万ドル(約11億円)だという。

 いっぽう、シリアのアサド政権とロシア政府は、これらのイスラム急進主義勢力と連携した組織だと主張している。

(翻訳編集・佐渡道世)