嫌われる人の余計な一言 知らないうちにあなたも言っていませんか?

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本人は悪気が無いのだけれども…

人と人は、言葉を交わすことで距離が縮まりますが、言葉によって距離が離れたりもします。「あの人は一言多い」という人っていますよね。そこは黙っておけばいいのに、つい余計なことをいってしまい、雰囲気を壊したり、嫌われたりする人、俗にいう「空気が読めない」タイプもいます。

しかし、殆どが本人には悪気がないことが多いものです。悪気が無い一言だったとしても、最初の一回くらいは「ん!?」と思っても流せるでしょうが、積み重なるとイラッとしてしまいますよね。では、嫌われる人の「余計な一言」はどんなものか、パターン別にみていきましょう。


余計な一言のパターンで考えられること

それでは、それぞれのパターンで考えていきましょう。

SNSでうっかりタイプ…メッセンジャーで会話する中で、伝えたい思いが意図通り伝わらず、いつの間にか相手が怒っている!なんてことありませんか?自己顕示欲タイプ…相手が「あの映画ってさぁ…」と話し始めた時に「そうそう!あのラストシーンは…!」といった感じで、間髪入れず聞いてもいないことを先回りしたつもりで話してしまっていませんか?いまそれ!?タイプ…会話の途中で話したいことが見つかって、他の会話が進むのもうわの空になりながら、「何て話そう、どうやって伝えよう…」と思ってやっと話したら「え?今その話?」と言われたりしませんか?優しいフリタイプ…ついつい気づかっているつもりで、「大丈夫?疲れてない?!」「いいの?迷惑かけてごめんなさい!」などと何度も何度も言ってしまっていませんか?押し売り説教タイプ…ひとしきり相手の話を聞いた後、「あなたのこと思って言うけどさ…」「誰も言わないだろうから言ってやるけどさ…」と、相手の気持ちを全否定して苦言を呈する役を買って出てはいませんか?

人と人とのコミュニケーションで気を付けるべきこと

それでは人と人とのコミュニケーションでは、どんなことに気を付けたらいいのでしょうか?

大事なことは会って話す…SNSというものが日常的な世の中で、大事なこともSNSを使って話してしまう癖がついてしまいます。ところが文字や言葉は会話の10%程度の情報しか持っていません。大切なことは会って話しましょう。待つのも会話のひとつ…人間は補完機能という、まだ未確定な部分をイメージする機能がはたらきます。でも、会話の上ではそれをわかったつもりで遮って話してしまうと相手は気持ちよくありません。最後まで聴くのも会話です。会話は旬を大切に…長く話す必要もないですし、詳しく話す必要もなく、会話はタイミングが大切です。今の瞬間を大切にしましょう。謝罪より感謝…何かを相手がしてくれたり気遣ってくれたりすることで、何度も何度も謝罪されるよりも「ありがとう」と一言伝えるほうが、相手にはしっくりくるものです。ステップバイステップ…会話は積み上げてゆくものですよね。会話に沿って気持ちもゆっくり変化していくものです。伝えたい思いやりは大切にしながら慌てて伝えないことです。

コミュニケーションとはどういうものか?

世の中は、コミュニケーションというもののハードルを上げ過ぎてしまっているように私は感じます。コツを掴まず、ハードルを上げるがゆえに余計に言葉足らずになったり、大切なことを忘れてしまったりしている気がします。

会話はキャッチボール言葉は短く自分の気持ちも相手の気持ちも共に尊重する大切なことは対面の会話で

この4点だけでも受けるほうも伝えるほうも心がければ、変なすれ違いというものや、うっかりな一言で仲違いするようなことは、少なくなるのではないでしょうか。


【青柳 雅也:心理カウンセラー】


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