映画『007/黄金銃を持つ男』でバレルロールを華麗に決めたAMC「ホーネット」の現車がオークションに出品!

【ギャラリー】1974 AMC Gremlin from The Man with the Golden Gun30


映画『007』シリーズの中でも特に印象が強いジェームズ・ボンドのスタントと言えば、亡きロジャー・ムーアが主演した『007/黄金銃を持つ男』でのバレルロール・ジャンプだろう。スパイが悪党を追跡するためにわざわざバレルロールをするのは陳腐なスタントではあるが、撮影現場で実際にクルマをジャンプさせて回転させていることを考えると、いま見ても印象深い。当時、1970年代のコンピューターによってシミュレーションは行われていたものの、スタントマンが運転席に座り、1度で見事にジャンプを成功させたという。最近ではジャガー「E-Pace」が発表の際にバレルロール・ジャンプを披露したが、本番までに何度か練習を行っている。そして今回、映画の中でバレルロール・ジャンプを成し遂げたボンドカー、1974年型AMC「ホーネット」がオークションズ・アメリカより売りに出されることになった。
今月末、同オークション・ハウスは映画で使われたこの歴史ある名車を競売に出品する。現車はバレルロール・ジャンプを考案したジェイ・ミリガン氏が所有していた。オークションズ・アメリカによると、ミリガン氏は同映画でバレルロールを実践する前に、ヒューストンにあるアストロドームで初めてジャンプを成功させたという。その後、ミリガン氏は007の制作陣にバレルロール・ジャンプを提案したそうだ。これを受け、AMC ホーネットは映画撮影に向けてジャンプ用に改造が施された。カルスパン社による当時のハイテク技術の貢献も大きい。このホーネットはロールケージが取り付けられ、バランスを調整するために座席やステアリングが中央に移設されている。



そしてジャンプは大成功に終わった。オークションズ・アメリカによると、ジャンプによる損傷は一切ないとのこと。状態も良く、塗装やトリムは川を飛び越えた当時の輝きを失っていない。さらにタイの撮影現場へ輸送した時の船積書類(インボイス)も付属しているそうだ。しかし、このクルマを手に入れたいなら、かなりの大金を用意する必要があるだろう。オークションズ・アメリカの予想落札価格は25万〜35万ドル(約2,740万〜3,840万円)だ。入札に参加、あるいは直接クルマを見たい方は、8月31日〜9月3日に、インディアナ州オーバーンのオークション会場を訪れてみよう。



By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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