平塚市の花、バラにちなんだジャム。芳醇な花の香りがたまらない

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「ドレスデン風バウムクーヘン」(1段1365円)が看板の洋菓子店、神奈川・平塚「コンディトライ・バッハマン」。バウムクーヘンは男性ファンも多いほど、スパイスの効いた本場仕込みの逸品だ。だが一方で、女子ウケの商品もある。

【画像を見る】看板商品のドイツ風バウムクーヘン。本場仕込みのスパイシーな味わいに男性ファンも多い

■ バラの町ならではの加工品はジャム

バラの町ともいわれる平塚にちなみ、食用バラを用いた「ばらの花びら」(918円)。信州リンゴとエディブルフラワー(食用バラ)を用い、柔らかく煮て作ったジャムだ。フタを開けると、芳醇なバラの香りがふわっと香る。口に含むと、リンゴの甘さとほんのりとした花びらの苦味がマッチ。紅茶に入れたり、トーストに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたりしてもOK。バラには、美容効果も期待できるとのことなので、女子にはぴったりだ。

■ 店舗で仕込む秘伝のレシピ

店舗で、バラの花びらをリキュールなど秘伝のレシピで漬けこむ。その後、信州の工房でその土地のリンゴと共にオリジナルレシピで煮る。以前は作り方を知っているのはオーナーのみだったというほど、そのレシピは門外不出。現在はオーナーの娘さんが後を継ぎ、数年前にようやく教えてもらったという裏話もある。それでもオーナーは、しばしば味をチェックしにくるのだとか。

■ 手書きのパッケージも長年変わらず

愛着の湧く手書きのパッケージ。このパッケージのイラストは、長年働いていたパートさんが描いたもの。何度もデザインを見直す機会があったものの、変わらずにそのまま現在に至る。そんな愛され商品は、平塚市の名産品にも選ばれている。

ほかにも、作り手の思いが詰まった洋菓子がたくさん。バウムクーヘンや、ジャム以外にも、ご当地ならではの商品を探しに、平塚へ行ってみよう!【横浜ウォーカー】