旅行先で自宅が強盗に入られたことを知った家族は…(画像は『Express 2017年8月9日付「Family on HOLIDAY watch burglar raid home via CCTV on mobile phones」(SWNS)』のスクリーンショット)

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旅行先で携帯電話のアプリが反応し自宅に空き巣が入ったことを知った夫婦は、防犯カメラの映像を目にして恐怖に慄いた。『Birmingham Mail』『BBC News』『Express』など複数の英メディアが伝えている。

家族で楽しむ予定だったせっかくの旅行が台無しになってしまった。英ウェスト・ミッドランズ州のサットン・コールドフィールドに住むネイサン・マルサミーさん(45歳)とドナさん(37歳)は、2人の子供を連れてサマセットのバーナム・オン・シーへ旅行に出ていた。

8月4日の午後10時15分頃、宿泊先でちょうど子供たちを寝かしつけたところにドナさんの携帯電話が反応した。家に設置してあったセキュリティのセンサーが作動したようで、インストールしていたアプリを確認すると、何者かが自宅に侵入しようとしている瞬間の防犯カメラの映像が目に飛び込んできたのだ。

ドナさんがズームインして見ると、侵入者が持っていた懐中電灯で裏庭を照らす光が映し出された。映像はコンサバトリー(家屋に属した温室)の窓ガラスを取り外し屋内に侵入する怪しげな人影を捉えており、リビングに脚を引きずって忍び込むフードを被ったトレーナー姿の男が現れたのを見たドナさんは恐怖を感じた。しかし同時に、自宅から120マイル(約190キロ)も離れた場所にいることで何もすることができない自分たちを悔やみ、さらに一家のプライバシーを侵害している侵入者に強烈な怒りを覚えたという。

「叫びたかったけど、ショックと恐怖で声を発することもできなかった」というドナさんは、すぐにウォルソール警察へ通報すると同時に、自宅から5分ほどの距離に住んでいる義弟に電話をし様子を見に行ってもらうように頼んだ。

車で駆け付けた義弟は、ドナさんの家の近くで携帯電話で話をしていた2人の男に「この家から誰か走り去らなかったか」と尋ねているが、警察はこの2人組が見張り役だったのではとみているという。義弟がドナさんの家に明かりを照らして様子をうかがっていた間、侵入者はどこかに身を潜めており、10〜15分後に警察官が警察犬を連れて到着した時にはすでに逃走していた。警察によると侵入者がいた間、セキュリティアラームは作動していたそうだ。

ドナさん一家はこの事件のせいで、急きょ予定を切り上げて帰宅しなければならなくなった。侵入者は家にあったノートパソコンや現金には手を付けなかったようだが、メルセデス車のスペアキーやネイサンさんのブルガリの結婚指輪、ドナさんの亡き父が所有していた結婚指輪、ロレックスの時計やパスポートなどが盗まれていたそうだ。

怒りと悔しさでいっぱいのドナさんは、「一日も早く捕まるように、あんたの顔を世間に晒してやるわ」という気持ちでFacebookに防犯カメラの映像を公開したところ、シェア数は4,000超にもなった。男は侵入時に手袋をしていたため指紋が残されておらず、現時点で逮捕には至っていない。ウォルソール警察は、現在も犯人の情報提供を呼びかけて捜査を続けている。

万が一のためにと防犯カメラのアプリを携帯電話にインストールしたことで自宅への侵入者の生映像を見ることとなってしまったドナさんは、さらに恐怖が増してしまった。この件があって以来、ドナさんは子供たちと同じ部屋で寝ているそうで「家が安全だとはもう思えなくなった。こんな展開にならなければどれほど良かったことか」と話している。

画像は『Express 2017年8月9日付「Family on HOLIDAY watch burglar raid home via CCTV on mobile phones」(SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)