何気なく起こるくしゃみとは、なんとも不思議な現象です。くしゃみは意識的に出せるものではなく、ある時不意に出てしまうもの。普段あまりくしゃみを気にすることはありませんが、公共の場で、また会議や試験など大事な場面で激しくくしゃみをすると場の雰囲気を変えてしまうことも。くしゃみの原因と対処法、そして女性ならかわいく、男性なだスマートにくしゃみをする方法はお伝えします。

くしゃみは防衛反応として起こる

くしゃみは自分の意識とは関係なく、体が反応して起こる動作です。くしゃみとは体の防御反応の一つであり、決して無駄なものではありません。くしゃみの多くは、鼻の粘膜についたゴミや細菌、ウイルスなどを外に追い出そうとして起こります。くしゃみは通常放っておいても問題ありません。しかし頻繁に繰り返されると耳や鼻に負担をかけたり、また高齢者など骨が弱くなっている場合は、くしゃみによって骨が折れてしまうことがあります。

くしゃみが起こる原因と対策

なぜくしゃみが出てしまうのでしょうか。原因別に対処法をお伝えしましょう。

●風邪

風邪の初期に現れやすく、鼻から侵入したウイルスを取り除こうと反射的にくしゃみが起こります。花粉症などのアレルギーと区別がつきにくい場合もありますが、風邪の場合は喉の痛みや発熱などを伴います。くしゃみが起こっても問題はありませんが、止まらない場合は鼻や耳を痛めることもあるので、医師に相談してみることをおすすめします。風邪によるくしゃみの場合、乾燥して冷たい空気がくしゃみを誘発します。体や室内を暖めて、加湿器などで空気の乾燥を防ぎましょう。

●アレルギー反応

アレルギー物質が鼻の粘膜に付くとヒスタミンが作られ、脳の三叉神経を刺激することでくしゃみが起こります。花粉やダニ、埃、ペットなどがアレルギーの原因となりますが、原因により、季節的に起こる場合と、1年を通して起こる場合があります。対策として原因となる物質を除去することが大切です。掃除を徹底して行い、布団や枕、クッションなどは太陽に当てたうえで、掃除機でダニやその死骸、フンなどを取り除くようにしましょう(天日干しでは不十分?布団のダニを徹底除去するには?)

●寒暖差アレルギー

寒暖差アレルギー(誰か止めて! 季節の変わり目の涙や鼻水、止まらない咳は寒暖差アレルギーかも)血管運動性鼻炎とも呼ばれます。春や秋など季節の変わり目に、温度差が原因となり起こるくしゃみです。自律神経には体温調節をする働きがありますが、外気の温度差がありすぎると対応できなくなり、その反応としてくしゃみがでます。寒暖差によるくしゃみの場合は、温度差に気をつけて衣服で調節することが大切です。

●モーニングアタック

朝起きた時にくしゃみや鼻水がでやすくなる人が多いですが、これはモーニングアタックと呼ばれています。朝起きると、リラックス作用のある副交感神経から体を活発にさせる交感神経に切り替わります。しかし起きたばかりの時は、これらの交換がなかなかうまくいかないもの。交感神経には血管を収縮させてくしゃみや鼻水を止める働きがありますが、その働きが弱いとこれらの症状が起きやすくなります。朝起きた時に、しばらく布団のなかで手や足を動かして体を目覚めさせ、それから起き上がるとくしゃみが出にくくなります。

どんなくしゃみもマスクで対処するのがベスト

くしゃみといえども、頻繁に起こったり長く続くと辛いものです。原因を突き止めて、対処していく必要があります。いずれの場合にしても、マスクの着用が効果的です。外から異物が入るのを防ぎ、さらには冷たい乾燥した空気が入り込むのも防ぐからです。それからくしゃみは、周りの人にとってあまり感じの良いものではありません。くしゃみをすると、細菌やウイルスを1〜2m先まで飛ばすと言われています。周囲へ風邪やインフルエンザを移さないためにも、エチケットとして、くしゃみが出る時はマスクを付けるようにしましょう。

くしゃみをするなら「かわいく」あるいは「スマート」を心がけて

しっかり対策することで余計なくしゃみをすることを避けられますが、くしゃみを魅力的に見せることもできます。女性ならハンカチや手でさっと抑えて「できるだけ抑えようとしている」努力をさりげなくアピールすること。またくしゃみをした後に「ごめんなさい」と小さく伝えること。男性もハンカチや手でさっと抑えた後に「失礼」とかっこよく伝えましょう。男女ともにくしゃみを手で押さえた場合はすぐにハンカチなどで手を拭っておくのもマナー。くしゃみを手で押さえた後の手の行方。意外と周りは気にして見ているのです。


writer:Akina