女子シングルスは1年生の清水映里(早稲田大)がV  [インカレ]

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「平成29年度全日本学生テニス選手権大会(男子85回/女子61回)」(岐阜県・岐阜メモリアルセンター/予選8月3〜5日、本戦8月7〜14日/ハードコート)の本戦8日目/最終日、8月14日は男女シングルスと男女ダブルス決勝が行われ、女子シングルスはノーシードから勝ち上がった清水映里(早稲田大1年)が第15シードの江代純菜(慶應義塾大4年)を下して優勝を決めた。

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 最初の4ゲームでデュースにもつれたのが3ゲーム。清水と江代の決勝は、序盤から一進一退の攻防を繰り返した。江代の中ロブを清水が叩けば、清水の強打を江代が切り返す。ふたりの勝利への執念が、ひしひしと伝わってくる試合内容だった。

 第1セットを5-2とリードした清水だが、江代が気合いの2ゲーム連取で5-4と追い上げる。しかし、第10ゲームで清水は30-40から渾身のサービスエースでブレークポイントを逃れると、そのまま6-4で第1セットを先取した。

(写真)強気で攻めた清水

 第2セットもお互いがブレークに成功して1-1と互角の出だし。だが、ここから清水が強気で攻め立てた。「我慢強く戦いながら、先に自分から攻めることを意識した」。江代のミスが目立つようになり、じわじわと清水がリードを広げる。1-1から5ゲームを連取した清水が優勝を決めた。

「めっちゃうれしいです」と清水。「絶対に勝つという強い気持ちで臨んだ」と続けた。早稲田大からシングルスでベスト16に残ったのは清水だけだった。「先輩たちの応援も心強かったし、絶対に優勝したかった」と満面の笑みを見せた。

 江代は清水をベースラインから下げようと試みたが、逆に自分が下げられてしまった。「先にいきたかったけど、なかなか打開策が見出せなかった」。持ち味の中ロブと弾道の低いボールをうまく織り交ぜ、らしさも見せたが、最後は少しだけミスが多くなった。

 試合後の江代は号泣した。自分のテニスを貫けなかった悔しさ。チームの主将として何としても優勝をつかみとりたかった。3年連続のベスト32から、最後のインカレで準優勝は高く評価できる。それでも江代は「悔しさしかありません」と涙を拭った。

(写真)第15シードから決勝に進んだ江代

 第1シードの米原美令/森崎可南子(筑波大4年/3年)と第2シードの村瀬早香/押野紗穂(慶應義塾大4年/3年)のダブルス決勝は、米原/森崎が6-4 6-3のストレートで優勝。昨年の準優勝ペアが、インカレ室内に続いてインカレのタイトルを獲得した。

(写真)女子ダブルスを制した米原(右)/森崎

(テニスマガジン/編集部◎牧野 正)

※トップ写真は、1年生にして優勝を飾った清水映里(早稲田大1年)