電力需給緩和へ  台風で設備損壊の発電所、きょうにもフル稼働/台湾

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(台北 14日 中央社)先月下旬に台湾を襲った台風9号で送電鉄塔が倒壊し、復旧作業が進められていた和平火力発電所(花蓮県)の発電ユニット2基が、14日にも出力100%のフル稼働に達する見通しであることが分かった。同発電所に出資する台湾セメント(台湾水泥)が明らかにした。台湾では近日、電力需給がひっ迫しており、同発電所の運転再開により危機回避が期待される。

同発電所は最大130万キロワットの電力を出力可能。これは供給予備率の約4%分に相当する。先月29日の鉄塔倒壊後、急ピッチで復旧作業が進められ、1号機は12日までに発電と送電を再開。2号機も13日早朝に発電と送電が開始され、徐々に出力が上げられている。

台湾各地では気温の上昇に伴い、電力需要が増加。今月11日には電力使用量が過去最大の3641万7000キロワットに達し、供給予備率は過去3番目に低い1.77%を記録。電力需給のひっ迫度が5段階で2番目に高い「電力使用制限警戒」レベルに達した。経済部エネルギー局は、和平発電所の2基がフル稼働されれば、ひっ迫度のレベルは少なくとも1段階下がるだろうとの見方を示している。

(韋枢/編集:名切千絵)