北朝鮮はグアム周辺にミサイルを撃ち込む準備をしていると宣言しているが、観光客はのんびりと海辺を楽しんでいる。グアム当局は「緊急ガイドライン」を出して、日本人観光客が集まるレストランにも張り出されている。危険が差し迫った時は速やかに屋内に避難し、少なくとも24時間留まること、閃光や火の玉は見ないこと、食料や水など非常用キットを準備するなどとしている。

「今月か来月必ず発射」「いや、脅しだけ」分かれる専門家の見方

はたしてミサイル発射はあるのか。コリア・レポート編集長の辺真一氏は「今月か来月か、必ずやってくるでしょう。これまで北は核実験とミサイル発射では予告を実行してきてるんです。2度目の大陸間弾道ミサイル(ICBM)はアメリカ本土を射程におさめたが、トランプ大統領は手を出さなかった。これが北の過信を生んでいるんです」と解説する。

デイリーNKジャパンの高英起代表はまったく逆の見方だ。北朝鮮の目的はあくまでも戦争状態を煽って主張を通すことであって、実際にミサイルを飛ばす可能性は低いと見る。「アメリカに北朝鮮が核保有国であると認めさせたい。実際に攻撃をしなくても、危機を煽れば、米は弱腰になるという実例を作りたいんです」

今月21日からの米韓合同軍事演習で牽制

橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「トランプも金正恩も行動の予測が難しい。心配なのは、言葉の応酬の間に、事態がエスカレートすることです。では、どうしたらいいのか。最悪の場合に備えることだが、外交努力もしてもらわないと」

8月21日からは米韓の合同軍事演習が始まる。これも一種の対北牽制だ。