【子育てと賃貸】家族が増えたら家を替える、ミニマリストの子育てを取材してみた

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「無駄な物をもつことは、物に家賃を払うのと同じ」共有スペースや公共施設を賢く利用する快適な都心暮らしのカタチに迫ってみる

すっきり暮らしで実現した、安心安全な育児

部屋に一歩入って驚いたのは、とにかく部屋が広くて明るいこと。理由は簡単、物が少なく、タンスや棚がないので、白い壁が広く明るい部屋を演出しているのだ。

「物を少なくしているのは、いつでも引っ越しができるよう機動性を高めるため。終の棲家は決めていないので、住み替えがしやすいように身軽でいたいんです」とのこと。

また、「何より子どもにとって安全で、子どもを叱ることが少なくなるように」という配慮も含まれている。子どもがつまずいてケガをする、散らかして怒られる、子育て中のよくある風景も、原因そのものを解消すれば減らせる事象だ。

LDKには物を極力置かないようにしているという。リビングから隣の和室も見えるので子育ても安心

次男の妊娠を機に今より広い部屋を探すことに

夫婦共々出身は香川県。dancoさんは大阪の大学へ進学後、東京で就職。ご主人は福岡の大学から大阪を経て東京で就職と、夫婦合わせて引っ越しは10回以上。

「引っ越しの度に物の多さにうんざりして……。着ない服や使わない雑貨を見て、物に家賃を払うのはやめようと思いました」

引っ越しごとに不要品は減り、収納スペースにも物がギュウギュウと詰め込まれることはない。長男も「おもちゃを一つ買ったら、元あったおもちゃを一つ捨てる」というスッキリ暮らしの鉄則を、実践しているという。

dancoさん一家が江東区で暮らすようになったのは今から7年前のこと。子どもに何があってもすぐ保育園へ迎えにいけるようにと、職場から近い地域を選んだ。しかし江東区での保活には予想以上に苦労したという。早生まれの長男を認証保育園へ入れるのに、1年と半年がかかった。

2人目の出産を機に、眠りが浅い長男を夜中の授乳で起こさないようにとの配慮から2LDKの賃貸物件を探すことに。
「長男の保活の苦労を思ったら、保育園は絶対に転園できない。園から徒歩圏内で駅から5分以内、できれば築浅でと条件を並べていたら全然見つからなくて……」

築年数のハードルを下げ、やっとの思いでたどり着いたのがこの物件だった。リフォームしたばかりというのも決め手に。

押し入れの襖を開けるとご主人の手作り書斎が姿を現す。

共有スペースを最大限に活用して子育てに役立てる

多目的ルームやキッズルームなど、マンション内に自由に使える共有スペースが充実していたのも想定外に助かっているという。その多目的ルームで開かれる英会話教室に長男を通わせ、おもちゃで遊ばせたい時はキッズルームに行くなど上手に活用。

「無料で遊べる支援センターや児童館など、物を持たない育児に都心は最適」と話すdancoさん。保育園帰りに敷地内公園に寄ってストライダーの練習をするのを日課にしたら、保育園からすんなり帰るようになった。「子育てをするなら、部屋以外の環境も大切」と力を込める。

最後にこれから子どもを持つ予定の方々にアドバイスを聞くと「家事時間の短縮に一番効果的なのは物を減らすこと」とひと言。実に合理的かつ説得力のある言葉だった。

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文=元井朋子
写真=古本麻由末

※「CHINTAI2017年3月2日号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています。
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