カナダのトロント郊外ミシサガにあるライト・コリアン長老教会で、信徒らに迎えられるヒョンス・リム氏(中央、2017年8月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】北朝鮮で2015年に拘束され、医療上の理由で今月解放された韓国系カナダ人牧師のヒョンス・リム(Hyeon Soo Lim)氏(62)がカナダに帰国した。13日、トロント(Toronto)郊外の教会を訪れ、集まった信徒らを前に北朝鮮での2年半にわたる服役中の「圧倒的な孤独」と過酷な状況について語った。

 リム氏は「国家転覆」を図った罪で無期労働教化刑(無期懲役に相当)を科され、2015年1月から北朝鮮で服役。先週、カナダ政府の特使がリム氏の解放を目指して平壌(Pyongyang)を訪れた後、12日に医療上の理由で仮釈放された。

 トロント郊外ミシサガ(Mississauga)にあるライト・コリアン長老教会(Light Korean Presbyterian Church)の信徒らの前に現れたリム氏は、やや痩せたように見えたものの元気な様子だった。

「拘束された日から解放されるまで、一人きりの食事を2757回した。いつ、どのようにしてこの厳しい試練が終わるのかを見通すのは難しかった」。当時の状況をこう振り返った。

 また「冬の間、幅1メートル、深さ1メートルの穴を掘らなければならなかったが、地面が凍っていたため、土が非常に硬く、1つ掘るのに2日かかった」「それはとても困難で、上半身は汗だくになり、指とつま先は凍傷になった。貯蔵施設の中で石炭を割る仕事もした」とも語った。
【翻訳編集】AFPBB News