【広島|採点・寸評】
GK
34 中林洋次 4.5
失点シーンはボールを弾く方向が致命的だった。試合を通してキャッチできるシュートでボールをこぼすこともあった。
 
DF
40 丹羽大輝 5
攻撃では高いポジションでA・ロペスをフォロー。ディフェンス面では中野のドリブルに苦戦をした。終盤にはボールを奪われて失点でもおかしくないピンチを招いた。
 
5 千葉和彦 5
クロスに対しては撥ね返し続けていたものの、地上戦では対応が遅れファウルをしてしまうシーンが散見された。
 
4 水本裕貴 5.5
前半はハイボールの競り合いで優位に立ち、相手に攻撃の起点を作らせなかった。オフェンス面では味方の動きが少なかったとはいえ、ビルドアップが遅く、攻撃に停滞感を生んだ。
 
3 高橋壮也 4.5(81分OUT)
マッチアップした古林に手を焼いた。自身のサイドを突破されるシーンが多く、安定感に欠けた。
 
MF
30 柴粼晃誠 5(74分OUT)
的確なポジショニングで攻守のバランスを保っていたかもしれないが、攻撃に変化を加える動きが少なかった。
 
2 野上結貴 5
守備時のポジショニングを意識するあまり、運動量が少ない。ボールを持ってもパスの種類は単調で、オフェンス面における選択肢を多く持っていなかった。
 
44 アンデルソン・ロペス 5
前半は中央寄りにポジションを取りながら、パトリックとの連係でゴールに迫った。後半はボールロストから失点に関与し、その後はフラストレーションがたまったのか、精彩を欠いた。
 
18 柏 好文 5.5
立ち上がりからドリブルやクロスで左サイドを活性化。だが、徐々に相手に押し込まれてくると、少しづつ目立たなくなっていった。
MF
29 森島 司 4.5(65分OUT)
判断が遅く、フィジカル面でも弱さがあった。バイタルエリアで受けようとするも、味方と呼吸が合わずにボールを引き出せず。
 
FW
39 パトリック 5
強靭なフィジカルを生かして前線でターゲットになったのは序盤だけ。その後はボールが入ってもポストプレーが雑で、チャンスを作り出したのはごくわずか。
 
交代出場
FW
50 工藤壮人 ―(81分IN)
パワープレーになってからパトリックが競り合った後のセカンドボールを生かせなかった。
 
MF
7 茶島雄介 5(74分IN)
ピッチに入ってすぐにパトリックとのワンツーからチャンスを迎えたが、シュートを打つのが遅れ相手DFに阻まれた。
 
MF
8 森粼和幸 5.5(65分IN)
彼がゲームを組み立ててから、再び相手を押し込むことができたが、ゴールに結びつかなければ評価できないだろう。
 
監督
ヤン・ヨンソン 5
ロングボールを使い、縦に速い攻撃を仕掛ける狙いがあったものの、セカンドボールを拾われ機能せず。攻撃が単調で、交代カードを切っても変わることがなかった。

取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。