ネパールの首都カトマンズの南約200キロにあるビルガンジ・パルサ地区で、冠水した場所から水牛を移動させる住民(2017年8月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ネパールとインドでモンスーンによる洪水と土砂崩れが相次ぎ、13日までに少なくとも計94人が死亡した。土砂崩れの現場や冠水した村で多数の行方不明者の捜索活動が続いており、当局は死者数は急増する可能性があるとしている。

 ネパール当局は13日、鉄砲水による国内の死者が同日までに49人に増えたと発表。水位は上昇し続けており、大勢が高台への避難を余儀なくされている。

 ネパール国家緊急事態対策センター(NEOC)の所長は「さらに17人が行方不明となっている。捜索・救助活動が続けられているが、水位はまだ下がっていない」と述べている。

 赤十字はネパールの死者数を53人と推定しており、このほかに数十人が行方不明になったり、負傷したりしているとしている。家屋も数千棟以上破壊されている。

 一方、インド当局によると、北部ヒマチャルプラデシュ(Himachal Pradesh)州の山岳地帯で大規模な土砂崩れが発生。バス2台が山の中腹から深い峡谷に押し流され、45人が死亡した。

 救助活動の調整に当たった軍報道官は「国道およそ200メートル分が流された」と話し、50人以上が埋まっている恐れがあると語っている。

 毎年、モンスーンの季節になると、何日も続く豪雨により急斜面の地盤が緩み、麓の村が危険にさらされる。

 ネパールでは、通常6月末から8月末まで続くモンスーンによる今年の死者は、確認されただけで100人を超え、すでに昨年を上回っている。インドでも4月に雨期入りして以降、豪雨や洪水、土砂崩れで数百人が犠牲となっている。
【翻訳編集】AFPBB News