積極果敢な仕掛けを見せるも、試合の流れに乗れなかった堂安は63分に交代。ホロ苦いデビュー戦となった。(C)Getty Images

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 現地時間8月13日のオランダ・エールディビジの開幕戦で、いきなり日本人対決が実現した。フローニンゲンの堂安律と、ヘーレンフェーンの小林祐希。ともに先発出場を飾った。
 
 堂安は4-4-2システムの左サイドハーフ、かたや小林は4-2-3-1のボランチでスタート。序盤から攻勢に出たのはアウェーチームのヘーレンフェーンだった。開始6分、右SBデンゼル・ダンフリーズのクロスをMFモアテン・ソルスビーが頭で合わせて先制。鋭いフォアチェックと素早いパスワークで主導権を握り、33分にはダンフリーズのグラウンダーのクロスをFWレネ・ゴ-チャネジハドが押し込み、リードを広げる。前半を終え、ホームサポーターからは大音量のブーイングがこだました。
 
 的確な散らしのパスが冴え、守→攻の切り替えで存在を示す小林とは対照的に、堂安は思うようなプレーができず。開始5分に切れ込んで右足シュートを放ったものの、以降は守備に追われるばかりで、33分にはラフプレーで警告を受けてしまう。指揮官の先発起用の期待に応えられないまま、63分でお役御免となった。
 
 試合は後半、フローニンゲンが反攻に出る。53分にMFイエスパー・ドロストとのパス交換でエリア内に侵攻したFWラース・フェルトバイクがゴールを決め、1点差。セットプレーを中心にチャンスを積み重るも、なかなかヘーレンフェーンの堅牢を破れなかったが、81分、FWミモウン・マヒがPKをモノにして追いついた。
 
 だがここから試合は激しく動く。その4分後にヘーレンフェーンが再び勝ち越すと、88分にフローニンゲンがまたしてもPKをゲットして3-3に。結局これがファイナルスコアとなり、痛み分けのドローに終わった。
 
 小林はフル出場を果たし、最後まで攻守両面でそつのない動きを披露した。要所要所で主審にアピールをし、指揮官と随時対話をするなど、チームを牽引せんと奔走。今シーズンもヘーレンフェーンの中盤に欠かせない軸であることを証明して見せた。