磐田、G大阪にシーズンダブル! “FKの名手”俊輔が2アシスト《J1》

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▽13日に市立吹田サッカースタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第22節のガンバ大阪vsジュビロ磐田は、アウェイの磐田が2-0で勝利した。

▽6位のG大阪は、前節のサンフレッチェ広島戦をドロー。2戦未勝利と足踏みが続く。今節は、イベントの一環として「太陽の塔」とのコラボシャツを着用。先発には、出場停止のオ・ジェソク、発熱の井手口に代わり、初瀬、Jリーグデビューの市丸が抜擢された。

▽対する7位の磐田も前節のベガルタ仙台戦をドロー。G大阪と同様に直近2試合で勝利から遠ざかっている。3試合ぶりの勝利で上位追走を図りたい今節は、前節と同じ11人をチョイス。盤石の状態で、G大阪との一戦に挑んだ。

▽勝ち点1差でひしめく両者の一戦は、立ち上がりからホームのG大阪が攻勢。11分に市丸、13分に倉田がゴールに迫るが、シュートを枠に飛ばせない。立ち上がりから苦しい戦いを強いられた磐田だが、中村が得意のFKから悪い流れを払拭する。19分、敵陣左サイドの位置で得たFKから中村がクロスを供給。ニアサイドで競り勝った大井が頭で合わせ、磐田がリードした。

▽嫌な形で失点したG大阪は、その後もボールを動かすが、バイタルエリアでノッキングを起こし続ける攻撃に停滞感。1点ビハインドで迎えた後半の入りからテンポアップを図るが、ファン・ウィジョとアデミウソンにボールを多く集めても呼吸が合わない。63分にはボックス右からファン・ウィジョが右足を一閃。しかし、強烈なシュートは左ポストに嫌われる。

▽すると、堅守が光る磐田は73分、またしても中村の左足が炸裂する。敵陣右サイドの位置で得たFKから中村がクロスを送る。ボックス内でクロスに反応したアダイウトンが頭で押し込み、磐田が突き放した。その後、長沢、泉澤、高木を投入したG大阪だったが、最後まで決定力を欠き、磐田を相手にシーズンダブルを献上。名手中村の活躍が光った磐田は3試合ぶりの白星を手にした。