リーグ開幕後も母国ブラジルで休暇…「太りすぎなのでは」との疑惑も

 チェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタは、アントニオ・コンテ監督の構想から外れて、チームとは離れたところで一人長い夏休みを過ごしている。

 古巣アトレチコ・マドリードへの移籍が噂されながら交渉が進展していない状況だが、チェルシーはある展開を恐れているという。英紙「タイムズ」などが報じている。

 チェルシーが抱える心配事とは、コスタのフィジカルコンディションだ。プレミアリーグが開幕した今も母国ブラジルで休暇モードのコスタが「太りすぎなのでは」との疑惑が浮上しており、そのことによるコスタの市場価格低下が懸念されている。

 英紙「メトロ」によれば、チェルシーがコスタ放出に要求している金額は3500万ポンド(約50億円)。しかし、古巣アトレチコはこの金額でも獲得に二の足を踏んでいる。チェルシーはコスタを安価で手放すことになる“最悪のシナリオ”を恐れているようだ。

 コンテ監督は今夏、コスタにテキストメッセージで戦力外を言い渡したと伝えられている。この非情な通告に、コスタの弁護士を務めるリカルド・カルドソ氏は「法的措置も辞さない構え」だとコンテ監督を批判していた。両者の関係は完全に冷え切っており、昨季公式戦22ゴールを決めたストライカーが飼い殺しとなる可能性もある。

 残り20日を切った移籍市場で、無事に解決へと向かうのだろうか。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images