X-ファイル

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世界中で大ヒットした超常現象ドラマ『X-ファイル』の復活版として、米FOXで2016年に放送された『X-ファイル 2016』。その反響に応えて、シーズン11にあたる新イベントシリーズが作られることは当サイトでも報じてきたが、この新作で二人の女性監督がメガホンを取ることが明らかになった。米TV Lineが報じている。

来年放送予定のシーズン11で監督を務めるのは、キャロル・バンカーとホリー・デイル。バンカーは1999年から2002年まで『X-ファイル』でスクリプター(撮影の記録などをする仕事)として作品に貢献していた。監督としては『NYPD BLUE 〜ニューヨーク市警15分署』や『Glee/グリー』などでメガホンを取っている。一方、『X-ファイル』初参加となるデイルは、『GRIMM/グリム』や『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』、『LAW&ORDER:性犯罪特捜班』、米NBCの『シカゴ』シリーズなど、これまで数多くの人気TVシリーズで監督を務めてきた経歴の持ち主だ。

新作では、番組クリエイターのクリス・カーターや、オリジナルシリーズでも数々のエピソードを生み出してきたジェームズ・ウォン、グレン&ダリン・モーガン兄弟などが脚本を手掛けることが伝えられ、さらに6月末には過去にアシスタントを務めた男性3人の新人脚本家たちも加わることが報じられていた。

脚本家メンバーが全員男性で固められたことに対し、スカリー役のジリアン・アンダーソンは「シリーズ全207話のうち、女性が監督したのは2話。この数字が変わる時を心待ちにしています」とツイートし、性差別を訴えていた。今後、脚本家に女性が加わるかは定かではないが、女性監督が就任したことは本作にとっても、TV界にとっても嬉しいニュース。当サイトでもハリウッドにおける男女差について度々お伝えしてきたが、より多くの女性が活躍できる場が増えることを期待している。

『X-ファイル』シーズン11は、米FOXにて2018年に放送予定。(海外ドラマNAVI)