「完全移籍したい」ウェストハムGKハート、マンCからの退団を希望?

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 マンチェスター・Cからウェストハムにレンタル移籍で加入したイングランド代表GKジョー・ハートが完全移籍を望んでいることを明らかにした。イギリスメディア『スカイスポーツ』が12日に伝えている。

 昨シーズンセリエAのトリノにローン移籍していたハートは、今シーズンもマンチェスター・Cからローンに出され、ウェストハムに1年限りの移籍をしている。現在30歳の同選手は13日のマンチェスター・Uとのプレミアリーグ初戦でウェストハムでデビューを飾る予定だが、試合を前に自身の胸中を明かした。

 まずハートは「完全移籍のオファーがあれば、それを選択していただろう。それが僕の理想だったからね。理想的にはどこかに完全移籍したいと思っていたよ」と語り、マンチェスター・Cから完全移籍を望んでいたことを明言。続けて「プロサッカー選手には、ファーストチームでサッカーができるという書面の契約はない」と語り、定位置を求めていることを示唆した。

 そして「サッカー選手というのは短いキャリアだ。お金の面はたしかに素晴らしいよ。それは重要だけど、キャリアが終わってしまっては、ただの若い男だ。サッカーをしたい。それだけでいい。ローンを続けることはどういうことだろう? 」とコメント。ローン移籍に対し否定的な意見を述べた。

 ハートは1987年生まれの30歳。シュルーズベリー・タウンでキャリアを始め、2006年夏にマンチェスター・Cへ加入し、複数クラブへのローン移籍を経て2011−12シーズンからは定位置を獲得。プレミアリーグ通算300試合以上に出場し、マンチェスター・Cの2度の優勝に貢献したが、ここ2年はまたローン移籍を繰り返している。代表では、2008年にイングランド代表デビューを果たしている。