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前回は海外旅行前に免税品を買うメリットについて紹介しました()。今まで紹介した記事を見直していると、意外と海外旅行のネタを書いていることに気が付きましたので、一度海外旅行時に使えるお得技をまとめておきたいなと思います。

海外旅行保険はクレカを活用

まず、海外旅行保険です。クレジットカードの海外旅行保険は自動付帯と利用付帯があります。利用付帯とは旅費やツアー代金などをクレジットカードで決済した場合に付帯する特典です。一方、自動付帯はクレジットカードを保有しているだけで付帯する特典です。

海外旅行傷害保険は、死亡後遺障害以外は合算可能。従って、旅費を利用付帯で支払い、自動付帯のクレジットカードを保有していると補償が上乗せされるのです(※)。

ただし、クレジットカードの旅行保険合算はクレジットカードをたくさん保つ必要があります。そんな時にオススメなのが「クレカ+プラス」。対象カードはMUFGカード、NICOSカード、DCカード、セゾンカード、UCカード、オリコカード、UCSカードと限定されますが、クレジットカードの旅行保険にプラスするだけで補償が手厚くなるのです。

たとえば、治療・救援費用が無制限のプランでイギリス10日間の旅行では2120円(それ以外はクレジットカードの補償に依存)。空港で申し込むような海外旅行保険で治療・救援費用が無制限のプランを見ると、同期間・同エリアで9230円と7000円近く節約できます。

お得に外貨両替

以前、海外旅行ではキャッシングがお得ということも紹介したことがあります(※)が、今年の夏休みの外貨両替はLINE Payを使ってみましょう。

LINE Payカードも紹介した事がありますが(※)、このLINE Payで外貨両替ができるのです。

特に、今年の夏休み期間中(9月15日まで)は手数料無料キャンペーンを実施しています。筆者も100米ドル両替してみましたが、キャンペーン期間中は1回なら郵送料も無料。為替手数料もかからないため、かなりお得。キャッシングは不安という方にもオススメな方法です。

ただし、両替できる通貨は米ドル、ユーロ、韓国ウォン、中国元のみ。それ以外の通貨の場合は、やはりクレジットカードのキャッシングを使うのが良いでしょう。

海外旅行でも共通ポイントカードは必須

海外旅行前は荷物を整理しますよね。普段使わないようなカード類は財布から取り出して家で保管、という方も多いのではないでしょうか。しかし、海外旅行でも共通ポイントカードは財布に入れておきましょう。最近では、海外でもTポイントやdポイント、Pontaポイントが貯まる場合もあるのです。先日行ったグアムではTカードとdポイントカードを使ってきました。

Tカードはグアム以外ではハワイ、バリ島、韓国、中国、シンガポール、タイで利用できます。dポイントは今のところグアムのみ。PontaポイントはPontaカード(公式)アプリを台湾で利用することができます。

今後も、共通ポイントは海外で使える場所も増えていくようですので、とりあえず持っていくことをおすすめします。

Wi-Fiルータもクレカの割引

最後に、現地での写真をSNSにアップしたい、何か調べる時にも便利なのでスマホをネットワークに繋げておきたいと思う人も多いでしょう。

最近では、キャリアでも海外定額プランを利用できるエリアもありますが、1日のパケット利用量を考えると若干不安です。たとえば、ドコモの海外1dayパケの場合、1日30MBを超えると通信速度が16kbpsにダウン。俗に言う「パケ死」でも128kbpsですから、その1/8の通信速度です。アプリを起動しても、起動までに数分〜数十分かかってしまいます。

そんな時に便利なのが海外Wi-Fiルータです。事前に申し込み、空港で受け取って、現地で電源をON。Wi-Fiルータに自分のスマホを接続します。たとえばイギリスに10日間行く場合、最大42Mbps、1日あたり250MB利用できるプランで見積もりすると1万2870円(補償なしプラン)。海外1dayパケの場合は1万2800円ですから、70円ほど高いです。

この海外Wi-Fiルータもお得に借りる方法があります。それは、JCBやセゾンカード、UCカード、タカシマヤカード、ダイナースクラブカード、MUFGカードなどを保有している場合、定価から20%引き、受渡・返却手数料が無料で借りられます。割引を考慮すると8536円。海外1dayパケを使うよりも4264円節約できますね。