花粉症の人にとって今は比較的過ごしやすい時期かと思いきや、イネ科の花粉アレルギーの人にとっては、まだまだ油断できない季節。ビアガーデンやバーベキューなど、外での飲み会が多いシーズンなだけに、ちょっと憂鬱な人もいるのでは? 

コスモポリタン イギリス版によると、実は人によっては、飲み会でのお酒の選び方もアレルギー症状と関係しているそう。

そもそも、お酒アレルギーに良くないの?

<英国ぜん息学会>が行った調査によると、ぜん息患者の64%が、特定のアルコールで症状が出ると回答したのだとか。

作家としても活躍するイギリス人俳優スティーヴン・フライの場合は、シャンパンが一番ぜん息の症状を悪化させるそう。

「ぜん息の症状が出るので、シャンパンはあまり飲まないようにしています。シャンパンで二日酔いになる人は多いと思うけど、僕の場合は重篤なぜん息発作を引き起こす可能性があるので、深刻なんですよ」

アレルギーを起こしにくいアルコールってあるの?

<英国ぜん息学会>によると、アルコールそのものよりも、アルコール飲料に含まれる物質が症状を誘発するとのこと。ビールなど多くのアルコール飲料に含まれるヒスタミンは、異物が体内に侵入したときに放出される物質で、ぜん息や花粉症の症状を誘発してしまうのだとか。

また、白ワインなど多くのアルコール飲料で保存料として使用される、亜硫酸塩が症状を悪化させることもあるそう。

というわけで、花粉症やアレルギーで悩む人にとってはお酒を飲まないことが一番の安全策ではあるけれど、飲まなければいけない席に行く場合は、亜硫酸塩やヒスタミンを含まないお酒を選ぶのが賢明のよう。

白ワインやシードルには亜硫酸塩が、赤ワインやビールにはヒスタミンがたくさん含まれているので、アレルギーの人は避けた方がよさそう。逆に、ジンやウォッカといった透明な蒸留酒は、亜硫酸塩やヒスタミンが少ないので"ベターな選択"とのこと。

喉のイガイガや鼻水でお悩みの人は、ビールよりもジントニックを注文したほうがいいのかも? 

ただし、アレルギーの引き金は体調などによって変化しうるものなので、「お酒を飲むと症状が出やすい」という人は、定期的にかかりつけの医師に相談することをお勧めします。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.

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