2人の退場者を出して劣勢に立たされた影響から冷静さを失ったチェルシーは、本来のパフォーマンスとは程遠い内容に終始した。 (C) Getty Images

写真拡大 (全3枚)

 現地時間8月12日、プレミアリーグ第1節の7試合が行なわれ、開幕戦らしい白熱したゲームが各地で展開された。
 
 本拠地スタンフォード・ブリッジにバーンリーを迎えた昨シーズンの覇者チェルシーは、立ち上がりから苦戦を強いられる。14分に主将のガリー・ケイヒルが退場となり、24分にバーンリーのウェールズ代表CFサム・ヴォークスにボレーで先制ゴールを許したのだ。
 
 数的不利になったうえ、リードを許したチェルシーは、反撃するどころか、39分にスティーブン・ウォード、43分にヴォークスに決められ、格下のバーンリーを相手にまさかの3失点を喫してしまう……。
 
 不穏な空気がスタジアムを包み込むなか迎えた後半、チェルシーは、59分に今夏にR・マドリーから獲得したアルバロ・モラタを投入して攻勢を強める。すると、69分にそのスペイン代表FWがウィリアンのクロスボールをダイビングヘッドで合わせてネットを揺らし、追い上げを図る。
 
 反撃の狼煙を上げたチェルシーだったが、ここで最悪の事態に見舞われてしまう。81分にセスク・ファブレガスがこの日、2度目の警告を受けて退場となったのだ。
 
 9人となったチェルシーは万事休すかと思われたが、87分に攻め上がったダビド・ルイスが意地の一撃を見舞って1点差とする。しかし、身体を張った相手の守備を前にわずかに及ばず、試合は2-3で終了。昨シーズンの王者が3失点を喫して敗れる波乱の幕開けとなった。
 
 27年ぶりのリーグ制覇を目指すリバプールは、敵地でワトフォードと対戦。前半は1-2とリードされて折り返したが、後半は55分にロベルト・フィルミーノが決めて同点とし、さらにその2分後に今夏にローマから購入したモハメド・サラーがネットを揺らして試合をひっくり返した。
 
 しかし、ドラマはこれで終わりではなかった。3-2とアウェーチームがリードして迎えた93分、CKの流れからワトフォードのCBミゲル・アンヘル・ブリトスが身体ごとゴールへ押し込んで同点としたのだ。結局、ホームチームが土壇場で意地を見せた試合は、3-3のドローとなった。

201708021411_1-300x0.jpg

 
 今夏の移籍市場でプレミアリーグトップの2億1645万ポンド(約313億8500万ポンド)を使った大型補強を見せているマンチェスター・Cは、36年ぶりにトップリーグに昇格してきたブライトンを対戦した。
 
 立ち上がりからボールを支配し、ワンサイドゲームで試合を進行したマンチェスター・Cだったが、決定機をブライトンの守護神マシュー・ライアンの好守に阻まれてしまい前半はスコアレスで折り返す。
 
 後半もマンチェスター・Cは、ボールポゼッション率78%を記録するなど、相手を圧倒する。それでも人数をかけて自陣に堅陣を敷いたブライトンの守備に手焼き、苦戦を強いられてしまう。
 
 相手のカウンターに脅かされながらも、攻め続けたマンチェスター・Cは70分、ダビド・シルバのスルーパスからセルヒオ・アグエロが冷静にシュートを決めて先制に成功。これで落ち着きを取り戻し、75分には高速クロスから相手CBルイス・ダンクのオウンゴールを誘って点差を広げた。
 
 その後、攻撃のペースが落ちたマンチェスター・Cだったが、危なげなく試合を進行。相手に反撃の糸口を与えずに2-0と白星を手にした。
 
 吉田麻也の所属するサウサンプトンはスウォンジーと対戦。先発起用された日本代表CBはフル出場を果たし、冷静沈着なプレーで守備を牽引したほか、珍しくフリーキッカーを務めて、惜しいシュートを放ったほか、ヘディングシュートで決定機を迎えるなど攻守の両面で活躍した。なお、試合はスコアレスドローで決着している。
 
 また、14年ぶりにエバートンに復帰したウェイン・ルーニーのパフォーマンスが注目されたエバートンはストークと本拠地で激突。試合は46分にそのルーニーがヘディングシュートを決め、1-0でホームチームが勝利を飾った。
 
【プレミアリーグ開幕節の結果&予定】
[8月11日]
アーセナル 4-3 レスター
 
[8月12日]
ワトフォード 3-3 リバプール
チェルシー 2-3 バーンリー
クリスタル・パレス 0-3 ハッダーズ・フィールド
エバートン 1-0 ストーク
サウサンプトン 0-0 スウォンジー
WBA 1-0 ボーンマス
ブライトン 0-2 マンチェスター・C
 
[8月13日]
ニューカッスル-トッテナム
マンチェスター・U-ウェストハム

201708021411_1-300x0.jpg