フランクフルトは10人になりながらも3-0で勝利した

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[8.12 DFBポカール1回戦 エルンテブリュック0-3フランクフルト]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は12日、各地で1回戦を行い、MF長谷部誠とMF鎌田大地の所属するフランクフルトは敵地でエルンテブリュック(4部)に3-0で勝利した。3月に右膝を手術し、長期離脱していた長谷部はボランチで先発し、3月11日のバイエルン戦以来、約5か月ぶりの公式戦復帰。前半途中からはセンターバックに下がり、フル出場で勝利に貢献した。今季、鳥栖から加入した鎌田は先発でドイツデビュー。左サイドハーフの位置に入り、後半28分までプレーした。

 フランクフルトは前半22分、下部リーグでプレーする23歳の日本人MFによって窮地に立たされる。エルンテブリュックは仙台大出身で、栃木SCのMF西谷和希の双子の兄でもあるMF西谷優希がボールを奪うと、フランクフルトDFダビド・アブラムが手を使ってファウル。主審はレッドカードを提示し、一発退場で数的不利を強いられる展開となった。

 それでも、アブラムからキャプテンマークを受け継いだ長谷部が最終ラインに下がって対応し、安定感を保持。すると前半35分、DFタレブ・タワサの左クロスが逆サイドに流れてきたボールをDFティモシー・チャンドラーが豪快に蹴り込み、10人のフランクフルトが先制点を奪取した。

 1点リードで折り返した後半27分には鎌田が左サイドで起点となり、FWセバスチャン・アレの縦パスを受けたMFミヤト・ガチノビッチがドリブルから右足で追加点。同31分、アレのゴールで3-0と突き放し、終わってみれば危なげない試合運びで2回戦進出を決めた。


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