「2017年夏!ここまでの『最良ローン移籍』ベスト11」

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7月に開幕した移籍市場も1か月が過ぎた。

ここでは、『Squawka』による「今夏ここまでのベストローン・レンタル移籍」の顔触れを見てみよう。

GK:ジョー・ハート

ローン先:ウェストハム

保有:マンチェスター・シティ

ペップ・グアルディオラ監督からの支持を得られず、昨季はトリノへローンされたジョー・ハート。

だが、今季はウェストハムがイングランドのNo.1GKに批判を黙らせるためのビッグチャンスを与えることになった。

RB:アントニオ・バラガン

ローン先:ベティス

保有:ミドルズブラ

昨季プレミアリーグから降格したボロは、ギャリー・モンク監督のもとでチーム再建中だ。そのなかで、スペイン人DFバラガンは真っ先に旅立った選手で、ベティスへと移籍した。

CB:カルロス・サルセド

ローン先:フランクフルト

保有:チバス・グアダラハラ

逸材DFヘスス・バジェホがレアル・マドリーに復帰したフランクフルト。その代役として、23歳のメキシコ代表DFを手に入れた。

昨季はセリエAのフィオレンティーナに貸し出され、18試合で32度のインターセプションをマーク。

CB:リース・オックスフォード

ローン先:ボルシアMG

保有:ウェストハム

この夏、最もおもしろい移籍のひとつ。2015年当時16歳だったアーセナル戦で見せた素晴らしいパフォーマンスから一転、その後は停滞。今年1月にローン移籍した2部レディングでも出場機会に恵まれなかった。

チェルシーからボルシアにレンタル移籍して開花したデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンと同じようなケースになることをオックスフォードは期待しているだろう。

LB:ファビオ・コエントラォン

ローン先:スポルティング・リスボン

保有:レアル・マドリー

かつては欧州最高の左SBとして評価されていたコエントラォン。だが、そのキャリアは急激に失速し、この18か月間は出場機会もかなり減少している。母国への復帰は調子を取り戻す完璧な助けになりうるだろう。

CM:フランク・ケシエ

ローン先:ミラン

保有:アタランタ

昨季のセリエAで4位と大躍進したアタランタ。そのなかで、コートジボワール代表MFケシエは最もブレイクした選手のひとりだった。彼は2年間のローン移籍+買い取り義務という形でミランへ加入した。

CM:ハメス・ロドリゲス

ローン先:バイエルン・ミュンヘン

保有:レアル・マドリー

スターとしての資質に疑いはないが、ジダン監督の元でのマドリーでハメスは定位置を確保することはできず。昨季のCL決勝のメンバーから外れた際、不吉な予感はしていた。

マドリーはハメスの取り引きで巨額の損失を出すことになりそうだ。2014年に6300万ポンド(現レートで91.4億円)でモナコから獲得したが、バイエルンへのレンタル料は1000万ユーロ(12.9億円)であり、完全移籍となったとしても3520万ユーロ(45.7億円)の移籍金しか得られない。

LW:メフディ・カルセラ

ローン先:オリンピアコス

保有:グラナダ

かつてベルギーでも期待されていた存在で、その後モロッコ代表に鞍替えしたテクニシャン。

昨季リーガから降格したグラナダにあって、カルセラはいいパフォーマンスを見せた選手のひとりだった。それによって、リーグ7連覇中のオリンピアコスへの移籍に繋がった。

RW:ドウグラス・コスタ

ローン先:ユヴェントス

保有:バイエルン・ミュンヘン

500万ポンド(7.2億円)のローン料でユーヴェにやって来たブラジル人マジシャンは、今季セリエAのDFたちを震え上がらせるだろう。

だが、メフディ・ベナティアやキングスレイ・コマンのケースと同様に買い取り義務が付帯しており、来夏ユーヴェは3500万ポンド(50.7億円)の移籍金を支払う必要がある。

FW:ヘンリー・オニェクル

ローン先:アンデルレヒト

保有:エヴァートン

昨季オイペンで22ゴールを叩き出し、ベルギー1部の得点王に輝いた20歳のナイジェリア人FW。

アーセナルなども興味を示すなど注目株となったが、獲得したのはエヴァートンだった。その直後にベルギー王者アンデルレヒトに即ローンとなった。

FW:タミー・アブラハム

ローン先:スウォンジー

保有:チェルシー

昨季チェルシーから2部ブリストルに貸し出されると、23ゴールを叩き出すなどブレイク。クラブの『Player of the Season』にも選ばれた大型ストライカー。

チェルシーで最も期待されている若手選手であるアブラハムは、スウォンジーで活躍することで来季ブルーズのトップチームでチャンスを得ることを狙っているだろう。