キャンバスに油絵用の絵の具が絞り出された様子を撮影した写真……ひと目見た時に誰もがそのように思うはず。実は写真ではなくイラストで、しかも使われている画材は色鉛筆だけなのです。

http://www.cjhendry.live/

イラストを描いたのはアーティストのCj Hendryさん。Hendryさんは以前から鮮やかでリアルな作品を描いており、シャネルの香水ボトルや100ドル札などの作品を生んでいます。

Hendryさんがこれまでの作風とは違った「色のあるもの」にチャレンジしたきっかけは、ファッションブランドのクリスチャンルブタンが香港で開催される展覧会のために、Hendryさんのインスタグラムでの作品を見て、制作を依頼したことでした。

クリスチャン・ルブタン氏はHendryさんの作品について

「彼女の作品はとても遊び心があり、かつ色の使い方に職人技があるので、とても気に入っている」

と高く評価しています。

http://www.cjhendry.live/

ひとつの色を作るのに12色が必要だった

1色の色鉛筆を使っているように見えますが、ひとつの色を描き上げるのに12色の色鉛筆を使用し、最大で4週間かけて完成させてきました。Hendryさんは「とても難しかった」と語っています。

http://www.cjhendry.live/

この動画では制作過程の一部が確認できます。

ところで、なぜ画材を使わず画材を描くのか?との疑問に、Hendryさんはこう答えています。

「ペイント(塗る)ということに対する反発です。画材を描いているという事実が奇妙な気持ちになるし、ちょっとキッチュで面白いと思うからです。」

元々建築学校で学んでいたというHendryさんは、インスタグラムに作品を投稿するようになってから収入が増えたといいます。Hendryさんのインスタグラムでは、またもや多くの人を驚かす作品を投稿してくれるかもしれません。