ベネズエラ北西部バレンシアの軍の基地で武装した軍服姿の男たちと共に動画に登場したフアン・カルロス・カグアリパノ・スコット大尉と名乗る男(前列中央)。2017年8月6日にインターネットに投稿された動画より。この動画が投稿された数時間後に、ベネズエラ軍は「テロリスト」による攻撃を撃退したと発表した(2017年8月6日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ベネズエラのブラディミル・パドリノ・ロペス(Vladimir Padrino Lopez)国防相は11日、北西部バレンシア(Valencia)で今月6日に軍の基地が襲撃された事件で、逃亡していた容疑者2人を逮捕したと発表した。

 逮捕されたのはフアン・カルロス・カグアリパノ・スコット(Juan Carlos Caguaripano Scott)元大尉と、襲撃された基地で武器の管理を担当していたジェフェルソン・ガルシア(Jefferson Garcia)中尉。

 複数の当局者によれば、2014年に除隊したカグアリパノ容疑者は、6日の基地襲撃で軍服を着た約20人の男らを指揮した。このうち2人が殺害され、8人が拘束された。カグアリパノ容疑者とガルシア容疑者は武器を盗んで残りの者たちと逃亡していたが、道路に設置された検問所で見つかり、逃走した末に首都カラカス(Caracas)東部で逮捕された。

 パドリノ国防相は「この拘束は、ベネズエラの右派が過去数か月間に展開してきたファシストのテロリズムに対する痛烈な打撃となった」と野党勢力を指す表現を使ってツイッター(Twitter)に書き込んだ。

 基地襲撃の直前、カグアリパノ容疑者は武装した軍服姿の十数人の男と共にネットに投稿された動画に登場し、ニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の「殺人的な専制」に対し「合法的な抵抗」を実行していると語っていた。

 暴力的なデモに治安部隊は強硬に対応しており、4月以降の死者は130人近くに上っている。
【翻訳編集】AFPBB News