資産の半分以上を寄付する「ギビングプレッジ富豪」20人

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ザッカーバーグ、イーロン・マスク、マーク・ベニオフ…… 資産の半分以上を寄付すると「宣誓」した、大富豪たちの寄付先は?

「ギビングプレッジ」は、2010年にビル・ゲイツウォーレン・バフェットが立ち上げた寄付啓蒙活動。呼びかけに応えた世界の大富豪が、「総資産の半分以上を慈善事業に寄付する」ことを、公式ウェブサイト上で宣誓する。

世界の寄付を牽引するとともに、死後でなく人生の早い段階から寄付を始めることで、寄付金の使い道や結果に関与できる仕組みでもある。現在の賛同者は、33歳から101歳の169人。うち、とくに影響力の大きい20人を選び、彼らの寄付金の行方を追った。

寄付先や額などは、「Chronicle of Philanthropy」および「Inside Philanthropy」のデータベースを用いた。匿名も多く、寄付先の網羅は難しいが、これらのデータは、主に寄付先への取材に基づく。以下、資産が多い順に20人を紹介する。

1. ビル&メリンダ・ゲイツ
マイクロソフト共同創業者&妻。資産885億ドル。ゲイツ財団は資産400億ドル超、世界最大の慈善基金財団。

寄付分野:医療、貧困、教育
寄付先:GAVI Alliance(ワクチン支援:15億ドル)、United Negro College Fund, Inc.(奨学金:15億ドル)、Alliance for a Green Revolution in Africa(アフリカ農業支援)

2. ウォーレン・バフェット(86)
投資会社バークシャー・ハサウェイCEO。資産742億ドル。2006年、300億ドルをゲイツ財団に寄付すると宣言。

寄付分野:教育、保健、経済発展、核、子ども
寄付先:Bill & Melinda Gates Foundation(300億ドル)、一族の財団[Susan Thompson(教育)、Howard G. Buffett(飢餓)、NoVo(女性)、Sherwood(子ども)

バフェットの寄付は”ハンズオフ”型。信頼できる人物に、富を一元信託する。バフェットは資産の99%を寄付すると宣言しており、83%はゲイツ財団へ、残りは一族のもつ4つの財団へ投じる。ゲイツ財団への寄付は、自社株1000万株のうち年5%ずつの譲渡を基本とするが、バフェットのいつもの投資スタイルと同じく、譲渡額はゲイツ財団の”前年度のパフォーマンス”に応じて変動する契約だ。

3. マーク・ザッカーバーグ(33)&プリシラ チャン
フェイスブック創業者とその妻。資産633億ドル。自身の財団にフェイスブック株の99%(450億ドル)を寄付すると宣言。

寄付分野:教育、医療、エネルギー
寄付先:Biohub(疾病予防・治療の基礎研究:6億ドル)、Breakthrough Energy Coalition(クリーンエネルギーファンド)、Andela(アフリカにおけるエンジニア育成)

2015年の女児誕生を契機に、自社株の99%を寄付すると宣言。ChanZuckerberg Initiativeを通し、教育、医療などに長期投資を行う。同団体はLLCであり、拠出先は非営利組織に限定されない。インパクト投資を含めた幅広い取り組みが行われている。

4. ラリー・エリソン(72)
オラクル共同創業者。資産558億ドル。母や共同創業者がガンで死去したため、老化・医療分野に最も力を注ぐ。
寄付分野:医療(老化)、野生動物、教育

寄付先:Ellison Medical Foundation(老化・がん研究)、The Lawrence Ellison Foundation(野生動物・環境)、University of Southern California

5. マイケル・ブルームバーグ(75)
通信会社ブルームバーグ創業者・現CEO、元ニューヨーク市長。資産498億ドル。最大の寄付先は母校ジョンズ・ホプキンズ。

寄付分野:教育、健康、環境 
寄付先:ジョンズ・ホプキンズ大学(10億ドル)、C40 Cities Climate Leadership Group(地球温暖化)、Bloombergs Arts Advancement Initiative(NY市アート)

6. ポール・アレン(64)