サッカーグッズの聖地で売れる本当に人気なチーム５選
東京スカイツリーのお膝元、押上にある『fcFA』というショップをご存じだろうか。中の人とはQoly発足以前から10年以上もお付き合いをいただいている。
ビルの１階ショールームで始まったfcFAは気が付けばその隣、向かいを吸収し3店舗に急激な拡大を見せている。そこで、お店を訪問したところかつてのワールドスポーツプラザを彷彿とさせるレアなアイテムがずらり、ワールドサッカーを長年見てきた世代にはたまらない商品がたくさんあった。
上記の写真を見るだけでも最近はなかなか見ることができないユニフォームが並ぶ。
「今時こんなマニアックな品揃えで大丈夫なのか？」と聞いたところ「大丈夫だ。心配ない」という返答をもらえた。何でもバルセロナやレアル・マドリーももちろん売れるのだが、マニアから本当に人気があるのは違うチームなのだという。
そこで、今回は店長らに取材をし、2016-17シーズンもっとも売れたチームを5つ紹介してもらった。
5位：ローマ
イタリアのチームはインテル、ミラン、ユヴェントスを除くと日本ではあまりアイテムが展開されておらず、手に入れるのが難しいといわれている。ローマも強豪チームの1つであるが種類をそろえることはなかなかに困難だ。
しかし、トラックトップなどアパレルアイテムの色が渋みのある茶色ということもあってファッション性も高く人気だ。ライトなファンでもその色味にひかれて購入するケースも少なくない。
早くからトッティのラストシーズンになるのではないか？ということでも注目度は高かったという。下記はトッティの退団記念ユニだそうだ。これはたまらない！
4位：ドルトムント
日本代表の香川真司選手が在籍し、日本人にもなじみの深く、人気の高いチーム。しかし、一方で日本では長くユニフォームですら一般販売されていなかった。
fcFAでは日本未発売のクラブオフィシャルグッズをドイツより直接仕入れており、マイナーチームだけではなく、ドルトムントのようなメジャーチームも他店にはない品揃えを誇っているという。
特におすすめはNEW ERAの帽子だそうだ。
3位：アトレティコ・マドリー
監督のディエゴ・シメオネを筆頭に決して他のビッグクラブほど潤沢ではない資金、限られた人材でメガクラブに立ち向かう姿勢、精神に共感する人が多い。
特に他店では手に入らない選手支給品のジャケットや、ユニフォームに注目が集まっている。
アントワーヌ・グリーズマン、ヤニック・フェレイラ・カラスコ、サウールなど若手の勢いのある選手が多いところも人気の一因だとか。
監督が人気というのも珍しい傾向ではなく、シメオネのフィギュアはよく売れるという。ジダン、グアルディオラらも人気でfcFAはフィギュアのサッカースターズシリーズの代理店になっている。
2位：トッテナム・ホットスパー
トッテナムは2015-16シーズンに続き好調で、チームが優勝争いをすることで人気が持続した。
チームには若く才能あふれる選手が多いが、客層も中学生から大学生くらいまでの若い世代に人気だ。
特にユニフォームは全てのチームの中で最もプリント（選手の名前と背番号を背面に入れること）の注文がばらけるという。ハリー・ケイン、デル・アリなど超スーパースターに偏らず、トビー・アルデルヴァイレルト、エリック・ダイアー、クリスティアン・エリクセン、ムサ・デンベレ等、幅広い。
また、ホワイト・ハート・レーンがラストだったということもあり記念のTHE LANEのグッズが飛ぶように出た。下記はスタジアムの3Dパズルだ。
1位：リヴァプール
栄えある一位は何とリヴァプールだ。リヴァプールのオフィシャルグッズを長年扱っていることもあるが、アパレルからグッズまで種類が豊富でおしゃれなものが多いという。
ジェラード世代からフェルナンドトーレス、スアレス、ララーナ世代まで幅広く人気なのも特徴だ。
アーセナルと並び赤というチームカラーは決して男子の人気色ではないのだがそれでも売れるのは心をつかんでいる証拠だ。
意外な人気グッズがアンフィールドのスタジアムで使われていたシート、何とメインスタンドに設置されていた木製シート部分が6000シート限定で発売されているのだ。
fcFAではアプリや楽天市場でも店舗を展開しているがレアなアイテムに関しては多くが店舗限定のみで展開をしている。そういうこともあってか、修学旅行や帰省、出張の際に訪問するファンが絶えないという。
今週木曜日〜来週月曜日からお盆休みという人も多いだろう。休みを利用して“聖地巡礼”はいかがだろうか？
話を聞いた店「fcFA」
住所：東京都墨田区押上1-48-2 ヴェラハイツ押上1F
営業時間：11：00〜18：00（火曜定休）
電話：03-5637-8068
