2トップを形成したヴァーディーとともに躍動した岡崎。72分に交代するまでピッチを走り回った。 (C) Getty Images

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 現地時間8月11日、ロンドンのエミレーツ・スタジアムでプレミアリーグ開幕戦のアーセナル対レスターが開催された。
 
 この試合で先発としてピッチに立った日本代表FW岡崎慎司が、1点ビハインドの5分にいきなり魅せる。
 
 左サイドのショートコーナーの流れからマーク・オルブライトンがファーサイドへ蹴り込むと、これをハリー・マグワイアがファーで折り返し、中央の岡崎が頭で押し込んだのだ。
 
 この岡崎の貴重な同点弾で流れを引き戻したレスターは、その後、エースのジェイミー・ヴァーディーの2ゴールで一時はリードを奪ったものの、試合終盤の82分から2失点を喫し、惜しくも3-4で敗れた。
 
 チームを勝利には導けなかったが、流れを引き戻す同点ゴールを叩き込んだほか、72分に退くまで、ピッチを縦横無尽に駆け回った岡崎に対する現地メディアの評価は、総じて高かった。
 
 英紙『デイリーミラー』は、ヴァーディーと並び、岡崎にチーム最高評価の「7」(10点満点中)を付け、「尽きることなくハードワークを続け、さらに得点も決めた。今日のシンジはどんなボールに対しても諦めなかった。グッドだ」と、寸評を記した。
 
 さらに『デイリーメール』紙も、岡崎に対して「7」を与え、「オカザキはマグワイアの折り返しに驚異的な反応を見せ、マーカーのグラニト・ジャカを圧倒した」と、得点シーンで日本代表FWが見せた動きの素早さを絶賛した。
 
 そして、「打ち負かされたがアーセナルを苦しませた」とチームのパフォーマンスを称えた、地元紙『レスターマーキュリー』は、2点を叩き込んだヴァーディーに「脅威でしかなかった」と最高評価の「9」を与え、その相棒である岡崎には「7」を付けて、「良いゴールを決めただけでなく、ヴァーディーと密接に結びついていた」と書き綴っている。
 
 ただ、得点を決めただけでなく、持ち前のハードワークで攻守に渡って躍動してみせた岡崎。それだけに高評価が並んだ英国メディアの評価も頷ける。8月19日に開催される2節のブライトン戦では、そのパフォーマンスを勝利に結び付けたいところだ。