立秋を過ぎて季節は秋ですが 残暑厳しき折 冬景色を眺めてください

と言ふ理由で、2017年1月24日に乗った津軽鉄道の旅です。

06:50、JR五所川原駅。足下は完璧にガチガチのアイスバーン状態で雪の下に凍った面が広がっています。おそろしく滑るので恐ろしいです。

津軽鉄道はJR五所川原駅の横に自社の駅舎があります。

津軽鉄道はそもそも「柳の下のドジョウ」だったのです。川部〜五所川原間の陸奥鉄道(現・JR東日本五能線)が出資額の倍で国に買収されたことに味をしめた出資者が次に計画したのが現在の津軽鉄道でした。当初は五所川原から中里を経て三厩まで鉄道が敷かれる予定でしたが、1930年(昭和5年)に五所川原から津軽中里が開業したにとどまりました。時は昭和金融恐慌などの影響で国は買収どころではなく、出資者の目論見は外れてしまったのです。

JRと共用の長い跨線橋を渡って津軽鉄道のホームに来ました。07:08発の津軽中里行が既に入線しています。津軽21形”走れメロス”ー105ですが、雪でヘッドマークは見えません。

ホームの東側には津軽鉄道津軽五所川原機関区があります。

ホーム、津軽中里行の反対側に貨車ワム5が留置されています。右の縦長は路線図、左には太宰治の「津軽」から「芦野公園」の一部が書き写されていました。

駅名標の横には「津軽鉄道レールの変遷」とあって、1881年イギリス製に始まって、イギリス製、アメリカ製、アメリカ製と続き1927年にようやく日本製鋼製37mレールが使われたとあります。

ホームから津軽中里方向を見ています。

ホームの先の方にストーブ列車に使用される客車が駐まっていました。オハ46でしょうか。

こちらはボロボロのキハ22形22028。1989年(平成元年)にJR東日本から譲渡された車両で、秋田内陸縦貫鉄道開業時(1989年)に貸し出されていました。その後津軽鉄道に移籍しましたが、既に廃車となっています。

発車まで15分ありますが、流石に寒いので車内で待つことにします。

車内、津軽中里側から後方を見ています。

こちらは前方。

ようやく津軽中里行が出発しました。車窓からボロボロのナハフ1200形1203が見えました。手前はストーブ列車に使われるオハフ33形。

今回はここまでです。続きは「私鉄に乗ろう 15 津軽鉄道 その2 十川駅〜嘉瀬駅」に続きます。

(写真・記事/住田至朗)