10番を与えられたネイマールは、その番号に見合うパフォーマンスを初戦から見せるだろうか? (C) Getty Images

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 開幕2戦目もデビューはお預けか……と思われたが、ついにその時が訪れることになりそうだ。パリ・サンジェルマンがバルセロナから獲得したブラジル代表FWネイマールの選手登録を発表した。
 
 ネイマールは、現地時間8月3日に契約解除金2億2200万ユーロ(約284億円)を支払ってパリSGに加入。翌4日に行なわれた入団会見では、「僕はサッカーに飢えている。いつだってプレーできる」と、フランス・デビューへやる気を見せていた。
 
 しかし、そんな当人の思いとは裏腹に出場に必要な『国際移籍証明書』が、スペイン・サッカー連盟(RFEF)から発行されなかったため、選手登録が間に合わず……。8月5日に本拠地で行なわれたアミアンとのリーグ・アン開幕戦は欠場した。
 
 その後もRFEFから証明書が届かずに13日に行なわれるギャンガン戦(2節)も、デビューはお預けになると見られていた。
 
 そんななか11日にパリSGは、「フランスサッカー連盟が国際移籍証明書をRFEFから受け取り、ネイマールとの2022年6月30日までの契約が承認されました」と発表したのだ。
 
 そして、「FFFとフランスプロリーグ機構(LFP)が手続きを完了し、ネイマールに出場資格が与えられました」と、出場登録も無事に終わったことを報告した。
 
 これにより、欠場が不可能と目されていた敵地でのギャンガン戦で、ネイマールがデビューする可能性が一気に高まった。
 
 同じく11日に会見に臨んだパリSGのウナイ・エメリ監督は、「彼の状態は問題ない」とし、「練習でも調子がいいし、戦術やセットプレーの連携も確認しており、90分を戦う準備はできている」と、ネイマールの先発起用を示唆した。
 
 バルサにいた今夏のプレシーズンでは3戦3発と好調なパフォーマンスを見せていたネイマール。それだけにベールを脱ぐことが濃厚となったギャンガン戦は大いに期待したいところだ。