フィリピンのドゥテルテ大統領は8日、米国主導の環太平洋経済連携協定(TPP)を「もはや存在しない夢」と評し、中国が主導する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を支持すると表明した。資料写真。

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2017年8月11日、中国メディアの参考消息網によると、フィリピンのドゥテルテ大統領はこのほど、米国主導の環太平洋経済連携協定(TPP)を「もはや存在しない夢」と評し、中国が主導する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を支持すると表明した。

フィリピンメディアによると、ドゥテルテ大統領は8日、東南アジア諸国連合(ASEAN)設立50周年を記念するイベントで、「加盟10カ国は経済統合について真剣に考えなければならない」と述べた。

ドゥテルテ大統領は「ASEANは保護貿易に立ち向かい、国際貿易におけるゲームのルールを確保する上で、世界のどの国よりも断固たるべきだ」とし、ASEAN10カ国と中国、日本、オーストラリア、インド、ニュージーランド、韓国が交渉に参加しているRCEPについて「われわれの努力に一層の刺激を与えるだろう」と述べた。

TPPは、世界経済の約40%をカバーするオーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、米国、ベトナムが昨年2月に調印した。だがトランプ米大統領は今年1月、同協定が米国の雇用を傷つけるとして離脱を表明している。(翻訳・編集/柳川)