確かにコスパは最強だけど... 「デートでサイゼ」ありなし、ネットで議論白熱
「ミラノ風ドリア」(299円)、「マルゲリータピザ」(399円)などなど、手頃な価格でイタリアンを食べられる人気ファミレスチェーン「サイゼリヤ」。実は今、ネットで「サイゼリヤ」をめぐる賛否両論が寄せられています。
それが「デートでサイゼリヤに行くのはアリかナシか」という問題。付き合ってある程度の時間が経ってからのデートでサイゼリヤに行くことで「金銭感覚」が計れるという主張に対し、アリ派・ナシ派それぞれから意見が寄せられ、盛り上がっています。
微妙な反応なら「お金のかかる子」...?
議論を呼ぶきっかけとなったのは、「婚活コンサル」を名乗るツイッターユーザーが2017年7月23日に投稿した次のツイートでした。
「初回デートでサイゼリヤはダメですが、付き合ったら一度はサイゼに必ず連れていきましょう。そこで微妙な反応をする女性は『おしゃれな私』が好きなお金のかかる子です。サイゼリヤもいいよね!って言ってくれる子を探したほうが良いです。この一見矛盾した真理をサイゼのパラドックスと呼びます」
このツイートは大きな注目を集め、7万件以上のリツイート、11万件以上の「いいね!」を獲得しています(7月28日現在)。
この投稿を発端に「サイゼデート」は「アリ・ナシ議論」が勃発。いろんな意見が飛び交っています。コストパフォーマンスの高さが魅力のサイゼリヤですが、初回や付き合いたての時期はもちろんのこと、デートに使うこと自体が「絶対にナシ」という人もいて、
「友達とならサイゼ全然有りだけどデートでは絶対無し 自分が好きな人をサイゼに連れていくことがまず無理 好きでもない男の子と行くなら有りだけど、少しでもその相手から異性としての好意があるならそこに行く時点で御断り」
「サイゼとかデートで絶対に行きたくないでしょ。仕事中とかのサク飯で行く可能性あっても、デートではいかないでしょ」
などと「完全否定」の意見が出ているほか、
「デートでサイゼがありかっと聞かれたらあり。初デートでサイゼがありかっと聞かれたらない。初デートっていう特別なものに日常なんか不要だっと、私は思う」
「付き合っててお互い納得の上サイゼや牛丼屋に行くなら全然アリだけど、初めてのデートのお誘いでサイゼだったら、えー...ってなるかな。さすがに、、」
「付き合って慣れてきてからならいいけど初めてのデートにサイゼだったら正直ドン引きする」
など、初回でなければ許容範囲という人も。
反対に、サイゼリヤデート容認派の意見を見てみると、
「別によくない?サイゼ好きだし高いところは遠慮しちゃう」
「サイゼすきだし無理に高級なとこ連れてかれてもこっちがなんか痒い」
「サイゼデート、わたしは酒飲めればどこでもいいから全然全然あり。逆に高い店とか連れてかれる方が困るし、そのヘンの価値観合わない人とは付き合わないほうがいいのでは??って思うよ」
と凝ったお店に行くよりも馴染みのある店の方がリラックスできるという意見が多くあがっていました。
「デートできること自体が幸せ」
このほか「アリ・ナシ」以外の意見もたくさん寄せられています。たとえば、
「楽しければどこでもサイゼリヤだってなんだっていいだろうコノヤロウ」
「大好きな人との初めてのデートなら、すき家だろうが、サイゼやガストだろうが、すっごく楽し幸せ」
「好きあってればどこに行っても楽しいと僕は思うけどな。どこに行くか?ではなくて誰と行くか?じゃないのかな。楽しかったもん。どこに行っても」
と、相手を好きならばデートの場所は関係ないという声。このほか、サイゼリヤがアリかナシかという問題ではなく安価なお店を選ぶことで相手の「金銭感覚」を試そうとする「態度」に対して、
「そもそも人を試すような行為するやつは面倒くさい奴 お前何様だよって思う」
「デートってテストじゃないよ、今いちばん気になっている人と二人きりで初めて過ごす時に、相手を試すようなことする人は恋愛しなくていいよ。若者たちは、店選びなんて気にせずに、好きな人と一緒にいる幸せに浸ればいいだけだよ」
といった批判的な意見も出ていました。
さらには、こんな嘆きの意見も寄せられています......。
「サイゼリアでもいいじゃない!デートができるなら!!」
「初デートがサイゼなのは嫌とかダメとか流行ってるけどデートの経験も予定も全くない私からするとうるせぇ!!!!って感じだわこのナスビ!!!!」
「待て!デートもできない人だっているんだぞ!店なんかどこでもいい!デートできるだけ幸せと思え!w」
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、交際相手がいない独身者の割合は男性で7割、女性で6割と、恋人がいる人の方が圧倒的に少なくなっているので、こうした意見が出るのも自然なことなのかも。「サイゼデート」がアリかナシかに関わらず、デートする相手がいる人はお互いに思いやりを持って接したいものですね。