マイケルとリンカーンの兄弟の絆が今回も胸に刺さる!/[c]2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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日本でも大ヒットを記録した海外ドラマ「プリズン・ブレイク」がこの夏、8年ぶりに復活!「プリズン・ブレイク シーズン5」では、愛する女性サラのために命を落としたはずの主人公マイケルの生存が明らかに。しかも彼がいるのは、中東イエメンにある極悪人ばかり収容されている刑務所。兄リンカーンは刑務所仲間の手を借りて、過激派組織がたむろするイエメンに乗り込む。そのころアメリカでは、再婚したサラが何者かに命を狙われ危険が迫っていた――。謎が謎を呼ぶ新シリーズについてキャストたちを直撃した。

【写真を見る】マイケルが死んだあと、彼の息子を出産し、新しい夫ジェイコブと結婚したサラ。元夫の生存発覚に驚きを隠せない/[c]2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

ウェントワース・ミラー扮する、イエメンでの生存が発覚したマイケル。彼は別名の極悪テロリストを名乗り、はるばるアメリカからやって来た兄を拒絶してしまう。マイケルについて、ウェントワースはこのように語る。

「彼は例えるならチェスの名人。周りの人はチェスのポーン(歩兵)に過ぎないんだ。でもマイケルは心が広いから、むしろそのことが仇となって、本来、悪用せねばならない相手のことまでつい思いやってしまう。相手を危険な目に遭わせておきながら、その相手のことを守ろうとしてしまうんだ。マイケルが窮地に追い詰められるという場面が、今回もいっぱい見られると思うよ」。

シーズン5では、イエメンの刑務所からの脱獄、そして、危険な国からの出国という“二重の脱出”が描かれる。それにともなって北米だけでなく、モロッコ、ギリシャなどでも大規模なロケを敢行した。「とにかく暑くて過酷な環境だった」と、モロッコの撮影を振り返るリンカーン役のドミニク・パーセル。彼はそこでドラマチックな経験をした。

「ワルザザートで撮影中、鉄の棒が4.5mほどの高さから落ちてきて僕の頭に直撃して、頭蓋骨が見えるほどパックリ割れてしまった。さらに鼻ともう2か所を骨折。このまま意識がなくなるかと思ったけど、5分くらいで立ち上がって歩いて病院に行ったよ。でも最初の病院では治療ができず、ヘリでカサブランカへ移送してもらい、そこで治療した。まだモロッコでの撮影が4日間残っている時に起きた事故だったから、皆に迷惑をかけてしまったよ」。

マイケルの元妻サラ役のサラ・ウェイン・キャリーズにとって、7年ぶり(撮影は2016年)にサラを演じることは、とても大きな挑戦だった。愛する人を失った彼女の心理をこう分析する。

「マイケルが死んだ時に妊娠していなかったら、サラは彼の死を乗り越えることができなかったと思う。でも彼女には生まれてくる子を育てるため、悲しみを乗り越える術を見つけなければならなかった。そして、その子どもが成長していく過程で、父親が必要だと気づいたのね。そこで出会ったのが、子どもに与えたい存在であり、父親となることを受け止めてくれたジェイコブだった。彼は良き夫で、良き父となり、互いに慰め合える存在になった。愛する人を失ったあとは、そんな穏やかな生活があれば十分だったの」。

シーズン5には兄弟の宿敵であり、人気キャラのティーバッグも登場。何者かに命を狙われたサラと手を組むという意外な展開が待ち受けているのだ。演じたロバート・ネッパーは、シリーズの復活を知らされた際、脚本家のポール・シェアリングに「お願いだから昔と同じ作品にはしないでくれ」と頼んだ。ティーバッグにどんな変化があるのだろうか?

「これまでだったらティーバッグを怒らせたら、ヤツは狂犬のように噛み付いてきた。でも今回驚くのは、最初はもちろん噛み付きそうになるけど、意識的に『いや、やめておこう』と自分を抑えるんだよ。でも心の中がザワザワしているのが見て取れる。そういう瞬間が何度かあったね。演じていて楽しかったよ」。

今回、初登場するのが、再婚したサラの夫でゲーム理論学の教授であるジェイコブだ。ドラマ「救命医ハンク セレブ診療ファイル」のマーク・ファイアスタインが演じている。マークはジェイコブについてこう明かす。

「彼はサラにとっていい夫だけど、なにかが起こり、単なる夫ではなくなるんだ。彼女はサラを、息子を愛している。でもそれだけじゃ終わらないことは知ってのとおりさ。『プリズン・ブレイク』は“複雑”なのが魅力だからね!」【取材・文/Movie Walker】