新シーズン直前のヴェンゲル監督、期待のFWを明かす「とても知的」

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 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が、コミュニティーシールドで下したチェルシーと同クラブのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットについてコメントを残した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が10日に報じている。

 まずチェルシーについてヴェンゲル監督は「おそらく、彼(コンテ監督)はチームの層に不満を抱いており、我々と反対の問題を抱えているだろう。しかし、ローンに出ている選手の数を見ると、彼らはレンタルバックさせられるだろう。彼(コンテ監督)には少し同情を感じるが、十分な選手がいないからといってチェルシーに勝って申し訳ないと思うか? それはノーだ」とコメント。選手の数が多いアーセナルとチェルシーを比較し、コンテ監督の気持ちを理解した。

 そして「ラカゼットはいたってシンプル。機動力と技術力に裏打ちされたプレーを持っているので、私たちのスタイルとうまく統合できるとても知的な選手なんだ。フランスではだいたい80分に1点を記録しているし、それがアーセナルでもできれば、毎試合で得点することができる。ゴール記録が必ずしもフランスリーグからイングランドリーグに移籍するわけではないことはたしかにそうだ。しかし、(ズラタン・)イブラヒモヴィッチはフランスからイングランドに同じ量のゴールを移したと言えるだろうから、それがラカゼットの目標だね」と称賛するコメントを残し、同選手へ期待を明らかにした。

 昨シーズンアーセナルは、19シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を逃していた。しかし、5月に行われたFAカップ決勝ではプレミアリーグ王者のチェルシーを下し見事優勝。クラブはヴェンゲル監督と新たに契約延長を発表し、今月6日のコミュニティーシールドではPK戦の末チェルシーを下し、今シーズン初タイトルを獲得していた。

 アーセナルは11日、ホームで日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターと対戦する。