ローマ16番のMFダニエレ・デ・ロッシが故プエルタ氏の息子らとともに献花した

写真拡大

[8.10 親善試合 セビージャ2-1ローマ]

 セビージャ(スペイン)は10日、アントニオ・プエルタ杯を開催した。マンチェスター・シティから加入したFWノリートの移籍後初ゴールなどが決まり、ローマ(イタリア)を2-1で下した。

 アントニオ・プエルタ杯は2007年8月、リーグ開幕節ヘタフェ戦の試合中に意識を失い、一度は立ち上がりながらも22歳で死亡した元スペイン代表のアントニオ・プエルタ氏を追悼する試合。所属先のセビージャは事故の翌年から毎年、夏か秋に開催しており、今大会が10回記念となった。

 故プエルタ氏が着けていた背番号16番は現在も欠番で、本拠地のエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンでは試合の前半16分に拍手とチャントが巻き起こるのが定番。この一戦の前には、故プエルタ氏の息子が両チームの選手をピッチに先導し、ローマの16番MFダニエレ・デ・ロッシが献花を行った。

 黙祷の後に行われた試合はセビージャが主導権を握り、序盤からFWホアキン・コレアがドリブル突破やループシュートで見せ場を作る。ところが前半26分、コレアは負傷でプレー続行不可能となり、ノリートがピッチに入った。ローマのチャンスもあったが、GKセルヒオ・リコら守備陣が対応し、前半は0-0で終わった。

 前半のうちに負傷者が相次いだセビージャに対し、後半はローマのペースで進む。それでも後半28分、先制したのはセビージャだった。左サイドからカットインしたノリートが浮き球のスルーパスを送ると、反応したのはオーバーラップしてきたDFセルヒオ・エスクデロ。角度のないところから落ち着いて決めた。

 アシストを記録したノリートは後半45分、左サイドを突破するとディフェンスをかわして中へ切り込み、そのままニアサイドにシュート。GKアリソンの脇を抜いてゴールへ叩き込み、自らの右足でリードを広げた。

 ローマも直後のアディショナルタイム、中央突破をしかけたFWエディン・ジェコがディフェンスの間を狙ってグラウンダーのシュートを放つ。前に5人の守備陣が立つ厳しい形だったが、ポストギリギリにしっかり流し込んだ。ところが反撃はここまで。試合は2-1でセビージャが勝利を収めた。


●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集

●セリエA2017-18特集