Q.水はどのタイミングで飲むとむくまないの?


A 寝る前 /B お風呂の後 /C お風呂の前

 

〈Answer〉C お風呂の前

ただし、夏は水分不足を感じたら摂取するように!
「女性は特にお風呂でのぼせやすいので、入浴前の水分補給が必須。入浴後、入浴前に比べてガクンと体重が減っている場合は水分不足に陥りやすいので水分の補給を心掛けてください。ただしここで飲みすぎてしまうと水分過多でむくみを招きます。後は、寝ている間に汗をかくからと寝る前に水分をとりがちですが、多くとると夜中に目を覚まして良質な睡眠を妨げたり、むくみを引き起こしやすくなります」(池谷先生)、「人が1度に効率よく補給できる水分は200ml程度。1度に大量に飲みすぎると、むくみにつながることも。のどが乾かない程度にこまめに水分補給をする習慣を身につけましょう。普段から体を冷やさないように常温以上の飲み物を選ぶのがベター。」(玉田先生)

 

Q.むくみを呼ぶ外食はどれ?


A 焼肉 /B 居酒屋 /C お寿司

 

〈Answer〉A 焼肉 C お寿司
偏った食材の食事や塩分過多の食事はNG!
「実はたんぱく質を含む食品のとりすぎもむくみの原因。というのも、肉や魚などのメイン料理は塩分が多くなりがちです。食品の量が多いと塩分を取りすぎてしまうのです。外食をするなら、居酒屋のようにスライストマトやつまみキャベツなど塩分控えめの野菜がとれるお店へ。さらに塩分の排出を促すカリウムのとれる野菜を一緒に食べるのも手。1日のたんぱく質を含む食品の目安量は、肉と魚など各80g、卵1個と牛乳コップ1杯。さらに、豆腐1/3丁または納豆1パック。野菜は生野菜と加熱野菜のどちらも食べた方が食事のバランスも整いますよ」(今泉さん)

\塩分の排泄を促すカリウムのとれる食材はこれ!/
ほうれん草⇨1把あたり980mg
アボガド⇨1個あたり120mg
キウイフルーツ⇨1個あたり50mg
バナナ⇨1本あたり540mg
パセリ⇨1本あたり50mg

 



池谷医院 院長

池谷敏郎先生

いけたにとしろう/東京医科大学循環器内科客員講師。日本内科学会認定総合内科専門医・日本循環器学会循環器専門医。血管や血液、心臓など循環器系のエキスパート。著書も多数。






麻布ミューズクリニック 院長

玉田真由美先生

たまだまゆみ/自治医科大学非常勤講師。総合内科専門医・漢方専門医・消化器内視鏡専門医。自らの不調をきっかけに漢方に出合う。西洋医学に漢方医学を取り入れた治療に定評がある。






料理研究家・栄養士

今泉久美さん

いまいずみくみ/女子栄養大学栄養クリニック特別講師。メディアでも活躍中。しっかり食べてキレイになる食事が評判。著書『減塩&低カロリーのダイエット鍋』(文化出版局刊)がある。





撮影/河野 望(静物)、山下忠之(料理) スタイリスト/シダテルミ レシピ・調理/今泉久美 イラスト/酒井マオリ デザイン/Beeworks 構成/むらなかさちこ、金子由佳