和菓子店ながら、元町の景色にも溶け込むモダンな店

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洋菓子のイメージのある横浜・元町では珍しい創作和菓子店「香炉庵」。看板商品の「黒糖どらやき」195円(1個)が人気だ。店舗は4店舗を構え、17年に14周年を迎えた。創作力あふれるオリジナルの和菓子の中でも、SNS映えする“元町”と名の付く和菓子に注目!

【画像を見る】6個並んだ姿もかわいい!

■ 港町・横浜からインスピレーション

色とりどりの丸い球体がコロンと転がる、花元町864円(6個入り)。横浜港の浮き玉をモチーフにした最中だ。色は全部で6種。箱の中で並んでいる様子を見るだけで、ほっこりした気持ちに。味わいもたくさんあり、ひと口サイズでちょっとずつ食べたい女子にもうれしい!

■ 和菓子らしく、かつ新しい味わい

前述のとおり、伝統の和菓子を新しいスタイルで楽しめるのが、この香炉庵のいいところ。一粒ずつ味も変わり、つぶあん(焦がし)、青梅(赤)、あんず(黄)、よもぎ黒糖(緑)、ごま(白)、こしあん(黒焦がし)が最中に入る。もち米とあんをベースに、素材の持ち味を生かした6種のあんのバランスがいい。うす皮の最中のパリッとした食感と、なめらかなあんこの組み合わせは、苦手な人でも食べられるほど軽やか。ほのかに口の中に残る風味で余韻まで楽しめる。新感覚の和菓子の世界だ。

かわいらしくSNSにもあげたくなる見た目と、新感覚の味わい。古きよき時代と、いまやトレンド発信源としての両面をもつ横浜。創作和菓子店とも通じるものがありそうだ。持っていく手みやげでマンネリ化を感じたら、迷わず新感覚の和菓子をチョイスしよう!【横浜ウォーカー】