北朝鮮国内の非公開の場所で発射された大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」。朝鮮中央通信(KCNA)配信(2017年7月29日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】北朝鮮は10日、米領グアム(Guam)島周辺への中距離弾道ミサイル(IRBM)4発の発射計画を、数日中に完了すると明らかにした。

 これに対しドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、「誰も見たことのないような火と怒りに直面する」と激しい言葉で警告し、北朝鮮との緊張関係を高めている。

 北朝鮮はミサイル発射演習を実行できるだろうか。

 北朝鮮軍によると、この計画では「火星12」4発が「グアムから30〜40キロメートル離れて」着水するよう狙いがつけられているという。

 この中距離弾道ミサイルは5月の最新試験で約787キロメートルを飛行しており、急角度で発射すれば、その射程は最大約5000キロメートルになると考えられている。グアムは北朝鮮のミサイル基地から約3300キロメートル地点にあり、十分に射程内となる。

 だがアナリストらは、ミサイルが標的を外しグアムに着弾するほどまでに目標を外す可能性はないとしている。

 韓国国防安保フォーラム(Korea Defense and Security Forum, KODEF)の上級研究員ヤン・ウク(Yang Uk)氏はAFPの取材に対し、「火星12」は1970年代の旧ソ連時代と同様の技術で「剃刀のような精密さ」はないと指摘している。「このミサイルが目標水域から外れる可能性は最大5キロメートルまでで、それ以上ではないだろう」

 同氏は、北朝鮮が発表した距離からすると「間違ってグアムに撃ち当たる可能性は今のところかなり低い」と述べている。
【翻訳編集】AFPBB News