キューバ・ハバナの米大使館(2015年12月17日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】カナダ外務省のブリアンヌ・マックスウェル(Brianne Maxwell)報道官は10日、キューバに駐在するカナダの外交官1人が聴力の低下で治療を受けていると明らかにし、米国、キューバと共に原因究明を急いでいると述べた。

 これに先立ち、在キューバ米大使館の多くのスタッフが同様の症状を見せ、首都ハバナ(Havana)から退去したことが明らかにされていた。

 複数の米当局者はCNNに対し、米大使館職員らが住居の中あるいは外で、可聴範囲外の音を出す音響装置による攻撃を受けた可能性もあると語った。攻撃をしたのがキューバなのか別の国なのかは不明だという。

 米国務省は9日、最初に症状が報告されたのは、昨年末だと発表した。通常の健康問題でない恐れがあることは、すぐには分からなかったという。

 この問題で今年5月、キューバの外交官2人が米国から退去処分を受けた。キューバ政府は退去処分に反発し、協力してこの事態の解明に当たるよう米国に求めている。

 群衆整理や、殺傷力のある武器を使わずに海賊を撃退することなどを目的として幾つかの国で音波や超音波を出す装置が開発されているが、そのような装置が敵対する情報機関やテロリストによって外交官に使用されたという事例は知られていない。
【翻訳編集】AFPBB News