お風呂上がりのベタつき解消! 夏におすすめの快適入浴法とは?

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入浴後、スキンケアなどをしていると汗をかいてしまう季節。スッキリしたのにすぐにベタベタ……そんな不快感にお困りの人も多いのでは?

今回は、温泉療法専門医の早坂信哉先生に快適な夏の入浴法についてお伺いしましたよ。

■基本の入浴方法について知りたい!



──湯船やシャワーの適切な温度や目安時間を教えてください。

「お湯の温度は、基本的に季節に関係なく40℃で、肩まで湯船につかりましょう。時間は10分が目安です。しかし、この条件で入浴後に汗をかくようなら、お湯の温度を37〜38℃程度まで下げても良いでしょう。時間は10〜20分程度で、『額が汗ばんだら出る』と覚えましょう。

お湯の温度が体温と同じ37℃で入浴すると、さほど体温は上がりません。しかし、肩まで湯船につかった時の浮力により、重力から解放され筋肉はリラックスします。特に、下肢に水圧がかるので脚の血流やむくみが改善する効果などが期待できます。シャワーなら40℃で10分でも体温は上がらないので、あまり汗はかかないと思います。

そもそもの話になりますが、実は汗をたくさんかくまで入浴しないというのが、正しい入浴方法なんです。汗をかくというのは、体温が上がってきて、これ以上入っていると熱中症になるというサイン。汗をかきすぎると、熱中症で体調を崩す可能性があるので注意しましょう」

──その他に気を付けるポイントはありますか?

「同じお湯の温度でも、浴室が暑いと入浴後に汗をかきやすくなります。換気扇を回す、窓を開けるなどして、湯気がこもらない工夫してみてください。浴室の温度管理も大切にしましょう」

■入浴中や入浴後に工夫すべきポイントは?


──クール系の入浴剤や、ボディケア用品を使うのは効果的ですか?

「良いと思います。クール系のバスアイテムには、湯上り感がさっぱりするように重曹やメントールが入っています。メントールは皮膚の冷たさを感じるセンサーを刺激することにより、実際には冷たくなくても、冷たいと感じる作用があります」

──入浴後に冷水を浴びるのは、正しい方法なのでしょうか?

「入浴後、のぼせたようなら冷水をあびるのも1つですが、水の温度はぬるま湯30℃程度でも十分冷たく感じます。30℃のぬるま湯を足元から順に少しずつかけるのが正解です。それ以下の温度の冷水は、刺激が強すぎて、心臓に負担が大きいので控えましょう。

ただし、30℃のぬるま湯でもかけると体が冷えてしまうので、体が温まる→血液が温まる→血管が拡張する→血流が改善する→酸素や栄養分が供給され老廃物、二酸化炭素が除去される→疲労回復につながるといった温熱効果は薄まります」

■部屋ではここに気を付けて!



──汗をかかないような部屋でできる工夫を教えてください。

「エアコンで温度、湿度を下げておくのは効果的です。設定温度は26〜28℃を目安にしましょう。また、扇風機で風をあてるのも体温を下げる良い方法です。ドライヤーの冷風も良いでしょう。ポイントは汗をかいてもすぐに蒸発できる環境を整えることです。

また、冷たい飲み物を飲むと体温が下がります。常温の飲み物より5〜15℃の飲み物のほうが、水分が体に吸収されやすいという報告もあるので参考にしてください」

暑い時期に快適にするために、入浴中、入浴後と気を付けるポイントがたくさんありましたね! しっかり用意をして、夏のお風呂ライフを快適にしちゃいましょう〜。

(まつだあや+ノオト)

<取材協力> 温泉療法専門医 早坂信哉

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