夏は「そうめん」が食卓にあがる回数が増えるのでは。忙しくてもすぐに作れるし、さっぱりしているから食欲がないときにも最適。

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だけど、栄養バランスということを考えはじめると、「それだけでいいのかしら?」と悩んでしまいますよね。みなさんはどんな「おかず」を用意しますか?

■トッピングでやってみ! 子ども大好物ものっけちゃおう

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そうめんといえば、薬味やトッピングが欠かせません。これを工夫するママが多いようです。

●全部のせぶっかけ
「肉も野菜もそうめんのうえに全部乗せたぶっかけにしています。野菜は薬味のほか、きゅうりやもやし、ニンジンなどをゆでたり千切りにしたり。肉は冷しゃぶにするのが定番だけど、から揚げも子どもに好評でした。

ボリューム満点だし、この一皿で完結するから片付けもラクチン」(25歳・4歳児のママ)

●夫と子どもが大好きな揚げ物
「息子と夫はそうめんだけでは味気ないと嫌がるのですが、揚げ物があると不満は言いません。でも、暑い時期に作るのは大変だし、面倒なときはスーパーで天ぷらを買ってきちゃいます」(40歳・小学3年生のママ)

●麺が七変化?
「トッピングする野菜を麺と一緒にゆでて時短! ナスとゆでると麺に色がついてしまうけど、子どもにはそれがおもしろいみたいで、いろんな野菜を一緒にゆでたがります」(41歳・小学2年生のママ)

●冷やし中華ならぬそうめん
「冷やし中華の麺をそうめんにしたようなものを作ります。麺と具材を用意して、子どもたちに好きなようにのせてもらいます。野菜や肉はなんでも合うし、ツナマヨもおいしいですよ」(39歳・小学4年生のママ)


トッピングをたくさん用意すれば、にぎやかな「そうめんパーティー」にもなりそうです。子どもに盛り付けをお願いしたりして、楽しく食事ができそうですね。

■栄養◎でやってみ! 中華にも変身

そうめんとの相性を考えつつ、やはり気になるのが栄養面。ママとしては、不足しがちなものをおかずで補いたいところです。

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●気分は中華!
「そうめんはあっさりしているので、ちょっと濃い目の味付けのおかずを作ります。麻婆豆腐やホイコーローなど。和食だけでなく、中華もそうめんによく合います」(29歳・3歳児のママ)

●食べ盛りの子どもには
「冷奴やサラダ、卵焼きに常備菜など、そうめんの日はシンプルに済ませたい私。でも、食べ盛りがいるとそうはいかず…。肉や魚をプラスすることを意識しています」(33歳・小学4年生のママ)

●そうめん=お米と考えると
・「息子はフライドチキンやコロッケと一緒でも問題ないみたい(笑)。むしろ喜んでいるし、ご飯と同じ感覚なのかも?」(35歳・5歳児のママ)


相性を考えて和食にこだわりがちですが、中華や洋食でも問題ないみたいですね。あくまで主食ととらえれば、いつもどおりのおかずでいいのかもしれません。

■あったかメニューでやってみ! 体冷やさない料理

そうめんは涼を感じられる一方で、体を冷やさないか気になるところ。これを解消する方法とは?

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●キノコ・ナスのつけだれ
「つけだれを温かくします。そこに炒めたキノコやナスを入れるのがわが家の定番。焼いた鶏肉を入れてもおいしいです」(40歳・小学1年生のママ)

●小さいころからの習慣?
「なぜかうちでは、子どものころからそうめんの日は茶わん蒸しと決まっていました。なので、結婚してからも同じようにしています。習慣づいているので、いまさらほかのものは考えられない! ほかのおかずを用意しても、茶わん蒸しがないと落ち着きません」(36歳・小学1年生のママ)

●暑い夏の定番をそうめんでも!
「そうめんに温かいカレーをかけています。もちろん次の日は、ご飯とカレー。夏休みはこれで乗り切る!」(31歳・5歳児のママ)

●小さな子にも食べやすい
「温野菜をトッピング。やわらかくなるから小さな子にも食べやすいです」(30歳・2歳児のママ)

●チャンプルー
「夏休み後半はそうめんにも飽きてくるので、チャンプルーにします。といっても、冷蔵庫のあまりものと一緒に炒めるだけ。ケチャップやカレー味にしてもおいしいです」(32歳・小学5年生のママ)


そうめんは温かくしてもおいしいですよね。プールなどで遊んだ日は、こうしたアレンジで体を温めてあげましょう。

そうめんは楽だけど、これまでおかず問題に頭を悩ませてきました。でも、あっさりしているからこそ何でも合うようですね。難しく考えずに、いつも通りの献立でいいのかもしれません。そうめんの日はこのおかず、というように、わが家の「定番」を作ってしまうのもアリですね!
(藤井蒼)