昨年から『傷物語』三部作がアニメ映画化、デビュー作『クビキリサイクル』アニメ化、一昨年には『掟上今日子の備忘録』が実写ドラマ化もした、言わずと知れた人気作家・西尾維新(にしおいしん)。そんな西尾維新の全作品を紹介、展示する異色の展覧会「西尾維新大辞展」が今夏開催されています。

西尾維新大辞展

http://exhibition.ni.siois.in/



西尾維新の作家業15周年を記念した初展示会「西尾維新大辞展」が2017年8月9日、大阪の大丸心斎橋店で開催されました。この展示会は2017年7月27日から翌月8月7日まで東京で開催され、8月9日から21日まで大阪で行われます。大阪会場初日の9日に行ってみたので、会場の様子と見どころをレポートしていきます。

◆展示会に入るまで

展示会場の大丸心斎橋店は大阪市営地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅直結。心斎橋駅は大阪駅から3駅とアクセスは良好。大丸が開店する午前10時に展示会も会場します。店内に入ったら会場となる14階にエレベーターで向かいます。開場と同時に飛び込みましたが、入場までは長蛇の列。人気の程が分かります。



入場列のエリアから物販エリアに通り抜けることができます。物販は展示の前でも後でも購入することが可能ですが、人気の商品はかなり早い段階で売り切れになるため、先に購入に走るほうがいいかも……。



物販コーナーには協賛企業の商品紹介ブースが併設されています。物販コーナーで購入可能な商品とネット販売予定商品とがあります。

フィギュアメーカーGiftのブースにはアクリルスタンドの展示。



エンスカイのブースにはキャラクタービジュアルをあしらったパズルや作品モチーフのお菓子など。すべて物販で購入可能です。



ムービックのブースには「物語シリーズ」のグッズが多数。物販で購入可能です。



ワキプリントピアのブースで展示されるフレーム切手セット(82円切手5枚×1シート、オリジナルデザイン和紙扇子、本格屏風、特製和紙貼り箱)は物販のグッズではなく、郵便局のネットショッピングでのみ購入可能です。以下URLで購入可能です。

傷物語フレーム切手セット|郵便局のネットショップ

http://www.shop.post.japanpost.jp/shop/pages/kizumonogatari.aspx



入場待機列の先で入場券を購入できますが、コンビニで前売り券を購入している場合は入場券と交換してもらえばOK。当日券は大人1300円、高校生700円、中学生500円。これに追加して、キャラクターが展示物にコメントをしてくれる音声ガイドを700円で借りることができます。ガイドは「戯言シリーズ」からいーちゃん(CV:梶裕貴)玖渚友(CV:悠木碧)、「物語シリーズ」から阿良々木暦(CV:神谷浩史)忍野忍(CV:坂本真綾)、「忘却探偵シリーズ」掟上今日子(CV:堀江由衣)「最強シリーズ」哀川潤(CV:甲斐田裕子)の3組。キャラクターの楽しい掛け合いを聞くことができました。



入場特典(左)とチケット(右)です。入場特典は特定のキャラクターから電話をかけてもらえるというもので、もらえるキャラクターは日替わりになります。入場者プレゼントの情報は西尾維新大辞展ホームページに詳しくあるので、狙いたいキャラクターがいる場合はそちらを参照してください。



◆見どころ紹介

入場から順路をたどると、西尾維新作品がシリーズごとに紹介されていました。展示内容自体はあらすじやキャラクターの紹介にとどまりますが、ところどころに西尾維新のコメントがつけられており、それぞれのポイントで聞ける音声ガイドは展示会でしか味わえません。(※画像は東京会場のものです)



入場口正面奥の壁には、シリーズごとのキャラクターが描かれた長いキャンパスアートが展示されていました。一部キャラクターは書下ろしになるため、作品ファンは見逃せません。右端から「刀語」。



左にいくと「世界シリーズ」の面々。



「少女不十分」のイラストの次は、「戯言シリーズ」の主要キャラクターたち。「戯言シリーズ」スピンオフ「人間シリーズ」も含まれます。





その隣には最新「美少年シリーズ」の一同。探偵団の皆で西尾維新大辞展のパンフレットを読む、書下ろしの一枚です。



「忘却探偵シリーズ」の掟上今日子、週刊少年ジャンプで連載されたマンガ作品「めだかボックス」の黒神めだかが並んで、大人気「物語シリーズ」のエリアに。小説の表紙になったほとんどのキャラクターがいます。







一番左に「新本格魔法少女りすか」より水倉りすか。寝ころびながらパンフレットを読む、書下ろしの超レアな一枚です。



戯言シリーズの展示の先にある「戯言シリーズスポットライト」はファン垂涎の展示。24枚のキャラクターパネルがランダムに光り、そのキャラクターの名ゼリフやほかのキャラクターとの掛け合いなどが表示されます。各セリフの出現がランダムなうえにかなりの数のパターンがあるため、一時間近く微動だにしないお客さんが何人もいました。











特徴的な展示は他にも。こちらは「物語シリーズ」のエリアの奥で、巨大なスクリーンに降ってくるセリフをタッチすると、そのセリフのシーンがアニメで流れるという仕組みです。





「物語シリーズ」には見逃せない展示がもうひとつ。シリーズ屈指の人気キャラ、忍野忍の等身大フィギュアがありました。写真撮影可となっています。





西尾維新の執筆環境を再現したエリアもありました。仕事場をメディアに公開することがない作家のため、「西尾維新大辞展」だけの貴重な展示と言えそう。音声ガイドでキャラクターが解説してくれますが、大机やら学習机やらベンチやら、さまざまな試行の末にたどり着いた現状だとのこと。



出口に向かう道には、西尾維新年表が掲載され、西尾維新作品が刊行順に並べられていました。「〇〇文字突破」と付記されているのは「らしい」ですね。



出口には大きなモニターに西尾維新の「ありがたり」が映し出されています。所々違和感のある文章ですが、そこには実に「らしい」演出が隠されているので、ファンならずとも必見です。



下画像は西尾維新大辞展のパンフレット。キャラクターたちが読んでいたアレですね。パンフレットにしては丈夫な装丁です。展示されていた各作品の概要やアイテムの紹介のほか、このパンフレットでしか読めない特別寄港「ぶんたい!」が収録されていました。



おみやげに最適なおやつに、「物語シリーズ」の人気キャラ忍野忍の好物ドーナツをかたどった「忍のドーナツ型クッキー」(左)と>西尾作品の名言をプリントした「名ゼリフせんべい」(右)がありました。



「忍のドーナツ型クッキー」の中身。プレーン、チョコレート、ストロベリーの3色が2個ずつ入っています。



「名ゼリフせんべい」の中身。シンプルたしょうゆ味のせんべいに、各作品の有名なセリフがプリントされています。



他にも40を超える様々なグッズを販売していました。詳しくは西尾維新大辞展ホームページにグッズ情報がありますが、そこに載っていない商品もあります。物販にチケットは必要ないので、展示会を見ずに買い物だけというのもOK。

西尾維新大辞展大阪会場は8月21日まで大丸心斎橋店14階イベントスペースで開催中。作家業15周年を迎える西尾維新のファンも、アニメ化・ドラマ化された人気作品のファンも、これから興味をもって知る人も、ぜひともこの夏休みに訪れてみてはいかがでしょうか。