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8月12日(土)よりWOWOWにてスタートするドラマ『連続ドラマW プラージュ〜訳ありばかりのシェアハウス〜』(毎週土曜 22:00〜 全5話・1話のみ無料放送)で主演を務める星野源にインタビュー。原作は『ストロベリーナイト』や『武士道シックスティーン』などの誉田哲也。"訳あり"住人ばかりのシェアハウス「プラージュ」を舞台に、さまざまな過去を背負った厄介者たちの人間ドラマを描く、エンターテインメントミステリーだ。

主人公は、ひょんなことから前科者となり、仕事も家も失ってしまった吉村貴生(星野源)。引っ越し先が見つからず、女性オーナー朝田潤子(石田ゆり子)が営むシェアハウス「プラージュ」に転がり込むが、"訳あり"住人たちが引き起こす、様々な騒動に巻き込まれていく。これまで星野が演じた中で一番「ダメなヤツ」だという貴生の役どころや、気の合う共演者たちとの撮影中のエピソードについて話を聞いた。

――今回の役柄について、クランクイン前は「自分が演じる登場人物史上、最もだらしなくて好きになれない」と発言されていましたが、実際、貴生役を演じてみていかがでした?

最初に台本を読んだときは「ホントにダメなヤツだな」って感じていたんですが、先日完成したドラマを見たら、ファニーというか、意外と愛せそうな雰囲気が出ていて安心しました(笑)。深刻な題材を、どことなくユーモラスな雰囲気も醸し出しながら描くっていうのは、すごく面白いなと思います。ただ、貴生本人はあんまり罪の重さに気付いてないっていう設定だったので、結構楽しみながら、まっすぐに演じることが出来ました。

――具体的に、貴生はどんなキャラクターなんでしょう?

「プラージュ」の住人の中で、唯一、二面性がないのが貴生なんです。いわゆる空気が読めないタイプの貴生は、はっきり言って「お馬鹿」(笑)。でも、だからこそ、シリアスな場面のあとに、貴生が「いやぁ〜」とか言いながら出てくると、ちょっとホッとするような、休息ポイントみたいな役どころで。

――星野さんご自身と貴生に共通する点はありましたか?

貴生って、その都度反省はするんですけど、あんまり後に引きずらないタイプなんです。そこは貴生のすごくいいところだなと思っていて。自分も落ち込むときもあるんですけど、すぐ忘れちゃうんですよ。意外と楽観的というか、「まぁ何とかなるだろう」っていう、そういうところも、もしかしたらちょっと似ているかもしれないですね。

――星野さんご自身も、日ごろからポジティブに物事を考える方なんですね。

思春期の頃は、ものすごくマイナス思考だったんですけど、30歳過ぎたくらいから、段々楽観的になってきましたね。もちろん、イライラしたり、上手くいかないなっていうことも沢山ありますけど、意外とそういう時ほど笑顔でいたほうが、早くスッキリしたりするんです。実際にはなかなか出来ないけど(笑)、それが出来ると「あ、ちょっと大人になったな」って感じます。

――『逃げるは恥だが役に立つ』に続いて、石田ゆり子さんと再びご一緒されていますね。

ゆり子さんは、上品かつ、すごく可愛らしくて面白い方なんです。演じる役柄によって、役への取り組み方も全然違って。今回は聖母のようなキャラクターなので、すごく落ち着いた感じで現場にいらっしゃいました。

――今回、ミュージシャンのスガ シカオさんがドラマに初出演されています。役者としては星野さんの方が先輩ですが、共演されてみていかがでした?

スガさんは、演技に対して真剣に挑みつつ、すごく現場を楽しんでいる感じが傍から見ていても伝わってきました。実際に仕上がった作品を見ても、特に第54話のスガさんの演技が素晴らしくて。どんなにキャリアがあっても、常に新しいことに挑戦する気持ちがあるからこそ、ずっと第一線で活躍されているのかもしれないですね。

――撮影現場はどんな雰囲気だったんですか?

「プラージュ」のロケ場所の2階が控室になっていたんですが、ちょっと動くとミシって音が出るから、待機中も割と静かにしていないといけなくて(笑)。演技論とか役についての話は誰もしないタイプだったので、ゆり子さんはじめみなさんが差し入れてくれたスイーツを「お〜、すごいっすね、これ」ってみんなで食べたりしていて。かなりのんびりした感じでした。

――ドラマの中でも、住人のみんなでご飯を食べるシーンが多いですよね。

ホントに料理が美味しくて! 僕は食べるのが大好きなんですが、太りやすいので、普段そんなに食べられないんです。甘いものもなるべく控えるようにしていますね。

――もし住めるとしたら、星野さんご自身もシェアハウスに住んでみたいですか?

メンバーがとっても素敵なので「プラージュ」だったら住みたいですけど(笑)、仕事柄、ギターを弾いたりもしなきゃいけないので、周りに迷惑かけそうで。

――防音が必須ですね。

さすがにカーテンじゃ厳しいかな。やっぱり自分の家があったほうが落ち着けますよね(笑)。

――いままさに引く手あまたの状況ですが、ご本人としてはどう感じていますか?

今年は「無理しない」っていう目標を掲げたので、仕事も調整しながら……って言いながら、いますごく大変なんですけど(笑)。引く手あまたって言っていただけるとうれしいんですが、あんまり実感はないっていうのが正直なところ。仕事は好きなので、音楽とお芝居だけでも忙しくなっちゃうんですが、曲を作ったり、歌詞とか文章を書いたりするような、創作っていうものが関わってくると、なかなか息抜きができない感じはありますね。

――そんな、お忙しい星野さんにとって、モチベーションを上げるコツは?

音楽に関しては、「作りたいものを作る」っていうのがモチベーションなんですけど、役者に関しては、現場でも僕、モニター確認とかしないので、放送で「俺、こんな顔していたんだな」とか「こんな芝居していたんだな」っていうのを、後で見るのがすごく楽しくて。自分が自分じゃない瞬間を見るのが喜びなんです。『プラージュ』もそうですが、完成した作品を見たときに、「役者ってやっぱり面白いな」って思うことはありますね。

――では最後に、『プラージュ』の見どころについて一言お願いします。

各話ごとに魅力が違っていて、特に第4話の冒頭はすごいです(笑)。 まさにWOWOWならでは、というか、「WOWOWでしかこれはできないぞ」っていうショットが多くて。「プラージュ」のみんなと触れ合うことで、貴生自身もすこしずつ変わっていく。そういう貴生の変化を、ぜひ全5話通して見届けていただけたらうれしいですね。シリアスな場面もありますが、土曜の夜に、お菓子を食べながらリラックスして見ていただけるドラマになっていると思います!