日本郵政ビル=東京・霞ヶ関

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 日本郵政が10日発表した平成29年4〜6月期連結決算は、売上高に相当する経常収益が前年同期比3.0%減の3兆2712億円、経常利益が49.3%増の2181億円、最終利益は25.7%増の1044億円だった。

 傘下のかんぽ生命保険の保険料収入などが減少した一方、経常利益の過半を稼ぐゆうちょ銀行で外国債券の為替差益が大幅に増え、連結の利益を押し上げた。

 ゆうちょ銀の経常利益は33.6%増の1242億円。日銀のマイナス金利政策の影響で中核の資金利益は40億円減少したが、円安傾向となったことで為替差益が378億円増えた。

 日本郵政の29年3月期決算で、赤字転落の原因となる巨額の減損損失をもたらした豪物流子会社トールの4〜6月期営業損益は900万豪ドル(約7億円)の赤字。1300万豪ドルの赤字だった1〜3月期からは改善したが、依然として苦しい状況だ。日本郵政の市倉昇専務執行役は「今後、人員削減など改善策の効果が出てくる」と述べた。