(写真=韓国映画『タクシードライバー』スチールカット)

写真拡大

8月7日からタクシー運賃を乗車前に客に提示する運賃事前確定サービスの実証実験が東京都内で始まった。

タクシー料金に対する乗客の不安を解消するだけでなく、タクシー利用の需要喚起や、外国人観光客が利用しやすくするといった狙いがあるという。

韓国にも欲しい

このことは韓国でも報じられており、ネット民から注目を集めている。

SNSでは「高い料金に合わせてより良いサービスを生み出そうとする日本。料金は安いが不親切でぼったくろうとする韓国。こんなにも違うなんて…」「いいな。日本の技術力は認める」「料金が高いこと以外は、日本を見習うべき」「ナイスアイデアだ。韓国にも欲しい。まあ、いずれパクるだろうけど」といった書き込みが寄せられた。

実はこのサービス、韓国にも必要かもしれない。

というのも、外国人観光客をターゲットにした「ぼったくりタクシー」が意外と多く、そういったトラブルが絶えないのだ。

ソウル市によると、外国人観光客を対象にしたタクシー運賃のぼったくりは、毎年180件以上発生しているという。被害に遭っても言葉などの問題で通報しないケースを踏まえると、実際にはもっと多いかもしれない。

韓国のタクシー運賃システムをよく知らない、または韓国語を話せない外国人が乗ると、メーターをつけずに走って通常の倍〜何十倍もの料金を要求する、というのがよく聞くパターンだ。

観光客のリピート率低下の原因にも

ぼったくりに気づいた乗客が運転手に抗議しても、「道が混んでいた」との言い訳や逆ギレされる場合が多く、乗客は泣く泣く高い運賃を支払わざるを得ないという。

ちなみにそういったトラブルを防止するためには、スマホの地図アプリで道を確認しておいたり、カード払いで記録を残すのが良いらしい。

ぼったくりタクシーの横行によって、ソウル市は今年2月から「タクシー不当料金3アウト制度」を導入した。

ぼったくりが3回摘発されると、タクシー運転の資格が取り消しになる制度である。再びタクシー営業をするためには1年後に改めて資格を取らなければならないそうだ。

韓国内では、ぼったくりタクシーこそ韓国のイメージを悪化させ、観光客のリピート率を下げる原因だという指摘も多い。

そういったぼったくりの可能性を最初から防ぐ運賃事前確定システム。いずれ韓国にも、似たようなサービスが導入されることを期待したい。

(参考記事:「もう二度とごめんだ!!」日韓を訪れた外国人観光客の“リピート率”に大きな差が出たワケ

(文=S-KOREA編集部)