いよいよ夏本番! 快適なアウトドアシーズンの到来だ。海へ山へと気持ちは高ぶるが、肝心の一緒に出掛ける彼女がいないのが残念。1人じゃイマイチ楽しくない…。そんな寂しい思いをしている人も多いのではなかろうか。
 国立社会保証・人口問題研究所の調査によると、50歳までに一度も結婚したことのない人は2015年で男性23%、女性14%と過去最高を更新。男性の約4人に1人、女性だと約7人に1人が結婚未経験者となる。だが、同調査では「独身者のほとんどは結婚を望んでいる」と分析している。

 では、実際どうすれば女性と知り合うことができるのだろうか? 合コンやお見合い、出会い系、街コンなど多くの手段が巷にはあふれているが、どれもなんだか気後れしてしまう。過去に街コンに数十回参加したというSさん(42)は、
 「数年前に街コンが流行しはじめた時は頻繁に参加していました。運よく最初の数回で彼女もでき、楽しく交際を続けていたのですが、最終的に結婚までには至りませんでした。その後、新しい出会いを求めて何度か参加しましたが、その頃になるとブームが加熱しすぎたのか、街コンの質自体が明らかに落ちてきたんです」と指摘する。

 飽和状態となった街コンは、本来の目的以外の参加者も増えたため、質の低下に拍車を掛けた。
 「参加費用が安いことをいいことに、タダ飯を食いに来ることが目的の“メシモク”女性が増えたり、食事のおいしさを売りにしていたはずが、乾き物や出来合いの食べ物といった明らかに手を抜いた料理しか出てこなかったり…。そもそも、まともに女性と会話する時間が用意されていないという本末転倒なケースもありました。それからはすっかり足が遠のきましたね」とSさんは街コンについては諦めの様子だ。

 一時は大盛況だった街コンだが、多数の業社が参入したこともあり粗悪なパーティーが横行した。しかし、最近はそのような業社も徐々に減少し、取って代わって新しい街コンブームが起きているという。
 「いわゆる普通の街コンは減少傾向にありますね。最近はお店で食事というよりも“アウトドアコン”といった、趣味を同じにする人たちが集まる新しい形態の婚活が人気です。特に山登りをする“山コン”は、昨今の山ガールブームもあって、若い女性の参加者が急増していますよ。趣味が共通なので、カップルになる確率も高い傾向にあります」(婚活イベント主催者)

 実際に山コンに参加したKさん(41・会社員)は、もともと山が好きだったこともあり気軽な気持ちで参加できたという。
 「昔から女性と会話をするのが苦手な性格で、付き合った経験もほとんどありません。趣味といえば休日の山登りくらいで、それも1人での山行ばかり。最近、山コンがはやっているとニュースで知り、これなら自分でも参加できそうだと思いきって応募してみたんです。実際に参加している女性は、初心者からアルプスを1人で歩いているようなベテランの人まで、さまざまでしたね」

 たとえ女性とのコミュニケーションが苦手であっても、山コンには大きな“武器”がある。
 「みんな山が好きだということは一緒なので、お互い『次はどこの山に登りたい』とか『どの登山用具が使いやすいか』など、共通の話題で気軽に会話できました。初心者の女性には、足の運び方のコツとか、花の名前などを教えてあげたりして、自分でも思った以上にスムーズに話すことができ、さらに会話も弾んでビックリしました」(Kさん)