中国東部・安徽省の合肥のバス停留所で荷物の検査を受ける乗客(2008年7月25日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国南部・貴州(Guizhou)省都イン(Duyun)で先週、バス停留所でのスキャナーを使った保安検査で、荷物の中に切断された2本の腕が入っていることが明らかになり、男性(50)が一時、身柄を拘束された。国営の重慶早報(Chongqing Morning Post)が報じた。だが、警察によると、男性は刑事責任を問われることはないという。

 当局は当初、殺人の容疑で男性の身柄を拘束した。だが男性は、2本の腕は感電事故で重傷を負い、両腕を切断することを余儀なくされた兄弟のものだと説明した。

 中国では古来から、死後の世界でもその人物が「完全」であるようにと、死亡して埋葬される際にはすべての身体部位は一緒に埋葬されなければならないと信じられている。そのため男性は兄弟が死ぬ時まで保管するために、両腕を故郷の村に持ち帰ろうとしていたのだという。

 警察は、男性の兄弟が治療を受けている病院に確認を取った後、男性を釈放した。

 人間の身体部位の輸送には通常、許可が必要とされるが、大抵は衛生上の理由からバスの利用が禁止されるという。
【翻訳編集】AFPBB News