イエメン・アデンの港で、船の上でソマリアへ送還されるのを待つ不法移民ら(2016年9月26日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イエメン沖で9日、ソマリア人とエチオピア人の移民120人余りが密航業者によって船から無理やり荒れる海に投げ出され、29人が死亡し、22人が行方不明となった。国際移住機関(IOM)が明らかにした。

 IOMはイエメン南部シャブワ(Shabwa)の浜辺で、浅く掘られた墓に移民29人が埋葬されているのを発見。遺体は生き残った移民らの手で埋められていた。

 同国アデン(Aden)を拠点にするIOM関係者はAFPに「密航業者は岸に着くと当局に逮捕されると考えて、移民を故意に海に突き落とした」と説明。生存者らの証言では、当局者とおぼしき人々を見かけた後のことだったという。

「業者らはすでに出航地に戻り、新たに移民を集めてイエメンに密航させようとしている」とも述べている。

 IOMによれば、今年に入ってアフリカ東部の「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれる地域からイエメンに向かった移民は約5万5000人に上っている。大半は湾岸諸国で働き口を探すことを目指している。
【翻訳編集】AFPBB News