夏休みのうきうきした気分を一瞬で沈めるのが大量の「宿題」。「宿題はさっさと済ませる」「最後の数日で片付ける」「やらない」と、取り組み方、進め方は様々ですが、大人になってからの仕事のスタイルとほぼ一致する、という説があります。そこで今回「夏休みの宿題」をテーマに文春オンラインの筆者にアンケートをとり、現在の仕事との類似や当時の思い出を伺いました。

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【アンケート項目】

1.夏休みの宿題の終わらせ方と仕事の進め方が類似していますか? ○△×でお答えください。

2.夏休みの宿題の終わらせ方は、次の5パターンのうちどれに当てはまりますか?

 また、現在の仕事の進め方や行動パターンとの類似点、思い出に残っている夏休みの宿題・自由研究もお聞かせください。

(1)先行逃げ切り型(7月中にすべての宿題を終わらせる)
(2)コツコツ積み立て型(ペースを守ってムラなく計画的に終わらせる)
(3)まくり型(夏休みの最後になって大慌てで取り組む)
(4)不提出型
(5)その他(他人任せ、嫌いなものは後回しなど)

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回答者:尾崎世界観
提出期限日、「瞳をとじて」をききながら宿題を片づけて」

1.○

2.(4)不提出型

 ほぼ当てはまります。慢性的な「締め切り過ぎ病」に悩まされています。とにかく自分に甘いのが、辛い。

 この原稿も、執筆依頼のメールに「掛け値なしのリミット」と書いてあるのを見て、「ほーん、締め切りがないのならやりたいなぁ」と思って受けました。

 そんなはずはなく、8月4日になってメールをよく見返したら、締め切りは7月31日と書いてありました。

 すぐにネットで検索して、掛け値なしの意味を知って愕然としました。私は掛け値なしの馬鹿です。

 提出期限前日の夜に徹夜でやろうと気合を入れたのに、気がついたら朝になっていました。気合いを入れ過ぎて疲れてしまったのか。

 とりあえず学校に向かって、先生に「家に忘れてきました」という嘘をついて時間稼ぎ。近所のオフィスビルに忍び込んだ。

 エレベーターホールの暗がりで半泣きで課題を広げる高校生を見て哀れに思ったのか、優しいお姉さんが、「会社の机使って良いよ」と声をかけてくれました。

 快適なオフィスの机で課題をやりながら、有線から流れてきた平井堅の「瞳をとじて」。

 とてつもなく眠かったけれど、ここで瞳を閉じたら終わりだと思って、必死で頑張った。


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(尾崎世界観)