香港・フェニックステレビ(電子版)は6日、日本の居酒屋で働いたことがある中国人がつづったコラムを掲載した。資料写真。

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香港・フェニックステレビ(電子版)は6日、日本の居酒屋で働いたことがある中国人がつづったコラムを掲載した。

私が働いた店は都内の外れにある50年の歴史を持つ老舗の居酒屋。中国では「日本人は礼儀正しいが、近寄りがたい」との印象を持つ人が少なくない。確かに、私は通っていた大学の教授からは人情を感じなかったが、居酒屋では人情を肌で感じることができた。まかないの時には店長や店の人たちが私の体を気遣い多くの食べ物を用意してくれた。その親切さはまるで両親の側にいるようだった。

私が論文の準備で店に出られないと相談した時には、怒るどころかエールをもらい、帰り際に大きなお弁当と大きなポンカンをもらった。お弁当とポンカンを手に自転車をこぎながら号泣したことをよく覚えている。

日本のドラマ「深夜食堂」のような人情味は、日本の居酒屋には確かに存在している。私が働いていた居酒屋でもさまざまなことを抱えた個性的な常連客が多くいた。人情は交流によって生まれるもの。知らない人に対して慎重な態度を取るのは当然のことで、交流が深まり知れた仲になれば冗談も言い合える。日本人は関係が深まると冗談を言い合うようになる。そうした何気ない冗談は彼らのストレスの解消ともなっていると聞いたことがある。居酒屋は日本人がリラックスし交流を深める場所なのだろう。日本に行った際には日本人の日常が感じられる居酒屋に行ってみるのも悪くない選択だ。(翻訳・編集/内山)